未来について仮定するの?if文の使い方を解説!

「仮定法とは、未来形を使えば表せるものじゃないのか?」と思っている人もいるのではないでしょうか。高校英語でつまずくポイントとして必ず挙げられる仮定法。仮定法過去という名前なのに現在について表していたり…

そんな複雑な仮定法をこの記事では、分かりやすく使い方、書き方を説明していきます。仮定法について整理して、身につけていきましょう。

目次

Step1.そもそも何をそんなに仮定するの?

if文には仮定法と直接法がある!

if文のなかには、仮定法と直接法の2つを表すことができます。その違いを例文を見比べて理解しましょう。

 

直接法とは、

例文:If it is fine tomorrow, we will play soccer.

訳:もし明日晴れるならば、私達はサッカーをする。

上記のように実現可能な条件を仮定しています。

 

それに対して、仮定法は、

例文:If I were you, I would not do such a thing.

訳:私があなただったら、私はそのようなことをしないだろう。

このように普通ではあり得ないことを仮定して表現している。願望も現実には起こらないこととして仮定法を用います。また、起こってほしくないときやそうであってほしくないことにも使います。

 

実現可能な条件を述べるのが直接法、非現実的な仮定をする動詞の使い方をするのが仮定法

仮定法は、現実には起こらないことや願望を仮定して表す!

Step2. if文の書き方、仮定法の表し方について

助動詞の過去形を使う!

現実に反する仮定法を使って述べる時は、仮定法過去を使って表します。つまり現在について表す文でも、if節の動詞は過去形、主節は助動詞の過去形+動詞の原形となります。例文を使って見てみましょう。

 

例文:If I were you, I would buy it.

訳:もし私があなただったら、私はそれを買うだろう。

 

 

 

仮定法過去は、if節が過去形で主節は助動詞の過去形+動詞の原形で表す!

仮定法は、ひとつ時制をずらす

仮定法とは、非現実的なことを表します。つまり距離が遠く離れたことを表すということであるので、英語の過去形、過去完了形を使うことによって現実から距離をおいていることが伝わります。

現在の事実に反する場合は、仮定法過去を用いて現在のことを表すが、過去のことについては時制をひとつずらすので仮定法過去完了を用いることになります。

よって、仮定法過去完了は、if節の動詞が過去完了形、主節が助動詞の過去形+have+動詞の過去完了形となります。例文を使って見てみましょう。

 

例文:If I had known your email address, I would have sent  you an email.

訳:もし私があなたのメールアドレスを知っていたら、メールをあなたに送っただろう。

 

仮定法の書き方のまとめ
if節中の形 主節の形
仮定法過去 過去形 助動詞の過去形+動詞の原形
仮定法過去完了 過去完了形 助動詞の過去形+動詞の過去完了形

なぜIのbe動詞がwereになるのか?

仮定法過去において

口語の時は、wasが使われて、文章の時はwereを使うという決まりがあり、wasで間違っているということではないが、wereを使うことが好まれます。

主語が一人称、三人称単数のときはwereを使う!

現実から距離をおいた表し方で丁寧を表す

まずは例文を見比べてみましょう。

例文①:Can you tell me the way to the school?

例文②:Could you tell me the way to the school?

訳:学校までの道を教えてくれませんか?

 

 

このように訳の意味は同じでも、現在形を使うか過去形を使うかによって相手への丁寧さが変わってきます。過去形を用いることで、現実から距離をおいている、つまり丁寧さを表すことができます。

時制のずれによって、丁寧さを表現することができる!

仮定法の慣用表現

願望を表す表現

願望:I wish~

例文①:I wish I were rich.

例文②:I wish I had had a car.

この願望を表す文は、I wishの後に仮定法のif節を書くことによって表すことができます。これは実現の可能性が低い場合に使い、願っている内容に仮定法を使って表現します。

①では、仮定法過去形が使われていて、現在において「~ならなあ」という意味。

つまり訳は、「私がお金持ちならなあ」となります。

②では、仮定法過去完了形を用いていて、過去において「~だったならなあ」という意味。

つまり訳は、「私が車を持っていればよかったのになあ」となります。

 

未来を表す表現

未来の事実の場合:were to~

if節中にwere to+動詞の原形を使うことによって、未来のことを仮定することができます。

例文:If the sun were to rise in the west, he would not change his mind.

訳:たとえ太陽が西から登ったとしても彼は気持ちを変えないだろう。

 

未来の実現可能性が低い表現

実現の可能性が低い未来のことを仮定する場合:should~

if節中にshould+動詞の原形を使うことによって、実現の可能性が低い未来のことを仮定することができます。主節の動詞には、①命令文、②will文、③would文となる場合があります。

例文で見てみましょう。

 

例文①:If you should change your mind, let me know.

訳①:万が一気が変わったら、私に知らせてください。

 

例文②:If he should visit me, you will tell them I will be back until tomorrow.

訳②:万が一彼が私を訪ねてきたら、明日までには戻ると伝えてください。

 

例文③:If it should rain tomorrow, the game would be postponed.

訳③:万が一明日雨が降れば、試合は延期されるでしょう。

 

Step3.仮定法なのに現在形を使うとは…

仮定法現在

これは、時制を過去にして距離をわざわざ出して表すものではない、つまり比較的現実に近いこと、起こるかもしれないことを表現しています。現在実現されてはいないけれども、これから可能になることを表すときに使います。現在または未来を表し、実際の状況を示します。

例文:If it rains, you will get wet. 

訳:もし雨が降ったら、あなたは濡れるでしょう。

 

仮定法現在は現在形を用いて、実際の状況を表す。

 

提案・命令・要求のthat節

仮定法現在は、ほとんど提案・命令・要求のthat節に現れます。提案・命令・要求の動詞に伴われるthat節では、動詞の形がshould+動詞の原形、または動詞の原形のみを用いる形となります。

例文①:He suggests that the meeting should be put off.

例文②:He suggests that the meeting be put off.

訳:彼は、会議を延期してみてはどうかと提案している。

上記のように、askやcommand、suggest、propose、demand、insistのような動詞にこの形が用いられる。

 

提案・命令・要求のthat節には、should+動詞の原形 or 動詞の原形のみ!

 

Step4. ifを書かなくても仮定法になるの!?

if節の代用としていくつかの方法がある。

①otherwise(さもなければ)

例文:I started ten minutes earlier; otherwise I would have missed the bus.

訳:私は10分早く出発した。さもなければ、そのバスに乗り遅れていただろう。

このようにotherwiseは前の文章を受けて、さもなければ、つまりもしそうでなければという意味を表すため主節に仮定法を用います。

②to+動詞の原形の形をとる不定詞

例文で見てみましょう。

例文:To hear Ken speak, you would take him for a French man.

訳:ケンが話すのを聞けば、彼のことをフランス人だと思うだろう。

③省略

主節の動詞部分に「助動詞の過去+動詞の原形」が用いられていれば、仮定法であると分かる。よって、その主語は「~ならば」という仮定を表現することができる。

例文:The person like him wouldn’t have done such a thing.

訳:彼みたいな人ならばそんなことはしなかっただろう。

“助動詞の過去形+動詞の原形”を見落とさないことが重要!!!

 

④倒置

③の省略と似ているが、If節まるまるの省略ではなく、”If”のみを省略して倒置することによって、仮定法を表すことができます。

例文:Had it been sunny, we could have played the game.

訳:もし晴れていたら、試合をすることができたのに。

Step5.まとめ

ここまで仮定法について説明してきました。現在のことを表すのに過去形を用いているなど複雑ですが、しっかり整理してさらに深く英文を理解していくことができるようにしましょう。

仮定法とは、事実に反することを述べる形であり、現在については過去形、過去については過去完了形を用いて表す表現のことである。

仮定法と直接法の区別をしっかり見極める。

仮定法の書き方は、基本的にひとつ時制をずらす。

丁寧さを出したければ、現在からの距離によって過去形を使う。

 

いかがでしたか?この記事が少しでも役に立てたら幸いです。

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