要点を整理すれば簡単…?比較級・最上級をマスターしよう!

比較級や最上級っていろいろな表し方があってわかりにくいですよね!今回はそんな比較文の要点を抑えてしっかりマスターできるようにしていこうと思います!

1. 原級・比較級・最上級をおさらいしよう!

比較とは、「何と何」を「どんな点」から比べているか考えることが重要です。

比較の仕方は大きく分けて3つあります。

  • 原級<as+原級+as>を用いた比較
  • 比較級<原級+er/more …>を用いた比較
  • 最上級<原級+est/most …>を用いた比較

AとBの2つのものを比べる時、A=Bなら原級A>Bなら比較級や最上級を用います。

 

例文: I get up as early as my mother.

訳:私は私の母と同じくらい早く起きます。

 

この場合、「私」と「母」を「起きる早さ」で比べています。

この時、earlyの部分をfastにしないよう注意しましょう!(fastだと速度の速さになってしまいます)

 

次に、比較級と最上級の作り方を見ていきましょう。

1.規則変化:-er / -est型

✎例文

(1)He is tall boy.

(2)He is taller than my father.

(3)He is the tallest boy in my class.

 

訳:

(1)彼は背の高い少年です。

(2)彼は私の父より背が高いです。

(3)彼は私のクラスで一番背の高い少年です。

 

1音節の語は原級の語尾に -er(比較級)、 -est(最上級)をつけます。

また、2音節の語の一部(語尾が -y, -er, -ow, -leなど)もこの型になります。

 

2.規則変化: more / most型

✎例文

(1)This car is expensive.

(2)This car is more expensive than that one.

(3)This car is the most expensive in this city.

訳:

(1)この車は値段が高いです。

(2)この車はあちらの車より値段が高いです。

(3)この車はこの街で最も値段が高いです。

 

2音節の語の大部分と3音節以上の語、及び語尾が -ly で終わる副詞は原級の直前に more(比較級)、 most(最上級)をつけます。

例外:early は -er / -est型

 

3.不規則変化

✎例文

(1)This is a very good picture.

(2)This picture is better than that one.

(3)This is the best picture in this museum.

訳:

(1)これはとても良い絵画です。

(2)この絵画はあの絵画より良い。

(3)これがこの美術館で一番良い絵画です。

 

上のように規則的に変化することなく比較を表す語は少ないので覚えておきましょう!

不規則変化
原級 比較級 最上級
good(良い) better best
well(上手に) better best
bad(悪い) worse worst
badly(ひどく) worse worst
ill(病気の/悪く) worse worst
many(数が多くの) more most
much(量が多くの/大いに) more most
little(量が少ない/少し) less least

 

2. 比較級+比較級ってどういう意味?

比較級が繰り返し用いられている文は上のように訳してはいけません。

では、一体どのように訳せばよいのでしょう…

試験でよく問われる代表的な2つを覚えておきましょう!

・比較級+and+比較級

例文:More and more people are traveling abroad these days.

訳:最近、ますます多くの人が海外旅行に出かけています。

 

形容詞や副詞の比較級をandを用いて繰り返す「ますます…」といった、程度が次第に増えていくことを表します。

-er 型の比較級は taller and taller のように and で結びます。

 

<less and less …>

less and less …「ますます…でなくなる」という意味を表し、程度が徐々に減っていくことを示します。

これは受験でもよく問われるのでしっかり抑えましょう!

 

・the+比較級+S V… , the+比較級+S V~

例文:The more I study , the more I know.

訳:勉強すればするほど、ますます知識が増えます。

 

<the+比較級+S V … , the+比較級+S V~>は2つの文の比例関係を示すときに用いられます。

訳は、「… すればするほど、ますます~」となります。

上との違いは、比較級の後にS Vがあるかないかです。

この文構造は長文でもよく使われているので焦らず理解することが大切になってきます。

2つの訳の違いに注意して読み取りましょう!

 

3. 比較級・最上級の強調には何を使う…?

比較級や最上級を「強調」することができるのは知っていますか?

例えば、muchを用いて比較級を強めることができます。

 

例文:My dog is heavier than your dog.

訳:私の犬はあなたの犬より体重が重いです。

My dog is much heavier than your dog.

私の犬はあなたの犬よりはるかに体重が重いです。

 

このように比較級の直前に強調表現をつければいいわけです。

比較級に使える強調表現は他に、

 

much / far / still / even / by far / a lot / lots / a great[good] deal

 

などがあります。この時一番覚えておくべきことは比較級の強調にveryは使えないということです。

・比較級の強調にveryはNG

比較級の強調問題で一番問われるのはveryの問題です。

そこで、veryは比較級の強調では使えないことをまず覚えておいてください。

 

◎ You are very busy.

☓ You are very much busier.

 

ただし、比較級の強調では使えませんが、最上級の強調には使うことができます。

ややこしいですね、、

最上級の強調で用いる時は語順に注意しましょう。

You are the very best singer in my class.

「the very+最上級(+名詞)」となります。

 

・many more / much more の使い分け

みなさん、many more /much more の違いを理解していますか?

ここは覚えている人があまりいない部分なので ぜひ覚えて他の受験生と差をつけましょう!

 

<many more +可算名詞 than>

 

例文:She made many cookies. 「彼女はたくさんクッキーを作りました。」

She made more cookies.(比較級)

She made many more cookies. (比較級の強調)

 

ここで、cookie は可算名詞なので many を用いました。

many が比較級になるときは more に変化し、more を強調するために many が直前にくっつくというわけです。ややこしいですが、more が修飾している語が可算名詞であることを見抜ければ簡単に把握できると思います!

では、次にこの例文を見てみましょう。

 

<much more +不可算名詞 than>

 

例文:His parents have much money. 「彼の両親はたくさんお金を持っています。」

His parents have more money. (比較級)

His parents have much more money. (比較級の強調)

 

このとき、money は不可算名詞なので much を使いました。

much が比較級になるときも more に変化します。そして、more を強調するために、今度は much が直前にくっつくというわけです。ややこしいですが、moreが修飾している語が不可算名詞のときはmanyではなくmuchが強調語となります。

このようにmoreの次に名詞がくる場合は注意して強調文を作りましょう。

 

4. 最上級を表す比較級表現をおさらいしよう!

原級や比較級を用いて最上級を表す表現は受験でもよく問われる部分です。

文構造をきちんと理解し、訳の違いを明確にしましょう!

<No (other) +名詞+is so[as]+原級+as A>

 「Aほど…な~はない」

<No (other)+名詞+is+比較級+than A>

「Aより…な~はない」

<A+動詞+比較級+than+any other+単数名詞>

「Aは他のどの~よりも…」

では、例文を見ていきましょう。

(1)Mt. Fuji is the highest of all the mountains in Japan.

 

No other mountain in Japan is so[as] high as Mt. Fuji.

→ No other mountain in Japan is higher than Mt. Fuji.

→ Mt. Fuji is higher than any other mountain in Japan.

 

訳は、

(1)富士山は日本で最も高い山です。

→ 富士山ほど高い山はない。

→ 富士山より高い山はない。

→ 富士山は他のどんな山よりも高い。

 

となります。文構造の違いを意識できたでしょうか?

この言い換えはよく問われるので覚えておきましょう!

他には次のような言い換えもあります。

 

<nothing , anything を用いて最上級を表す>

一般の「もの」「こと」を対象にした最上級表現には、<no other + 名詞 > の代わりに < nothing (else) > を、 <any other + 単数名詞 > の代わりに < anything else > を使います。

 

では、例文を見ていきましょう。

(2)Time is the most precious thing of all.

Nothing (else) is so[as] precious as time.

Nothing (else) is more precious than time.

→ Time is more precious than anything else.

 

訳は、

(2)時間はすべての中で最も貴重です。

→ 時間ほど貴重なものはない。

→ 時間より貴重なものはない。

→ 時間は他のどんなものより貴重です。

となります。

 

これは、There is 構文を使っても言い換えができます。

There is nothing so[as] precious as time.

There is nothing more precious than time.

 

<nobody , no one ,  anybody , anyone を用いて最上級を表す>

また、「もの」「こと」ではなく、「人」を対象にした最上級表現には何を使うでしょうか?

先程 <nothing (else)> にした部分を <nobody[no one] (else) > に、<anything else><anybody[anyone] else>に変えてみましょう。

 

(3)He runs fastest in our class.

Nobody[no one] (else) in our class is so[as] fast as him.

Nobody[no one] (else) in our class is faster than him.

→ He runs faster than anyone else in our class.

 

訳は、

(3)彼は私たちのクラスで最も足が速いです。

→ 彼ほど足の速い人は私たちのクラスにはいない。

→ 彼より足の速い人は私たちのクラスにはいない。

→ 彼は私たちのクラスの他の誰よりも足が速い。

 

最上級表現の言い換えは入試の基本です。しっかりと基礎を覚えましよう!

 

5. まとめ

比較文を読むコツは「何」と「何」を「どんな点」から比べているかを考えることでした。

日常生活でも2つのものを比較する場面はよくありますが、「どんな点」から比べているのかを意識することはほとんどありません。英訳をする際はその点を意識しなければいけないので、普段から少しずつ意識していきましょう!

 

では、まとめです。

① 比較級+and+比較級:ますます…

② the+比較級+S V… , the+比較級+S V~:…すればするほど,ますます~

③ 比較級の強調表現:much / far / still / even / by far / a lot / lots / a great[good] deal

④ 最上級の強調表現:much / far / by far / very

*ただし、very「the very +最上級(+名詞)」の語順

⑤ many more +可算名詞 than / much more +不可算名詞 than

⑥ No (other) +名詞+is so[as]+原級+as A

= No (other)+名詞+is+比較級+than A

= A+動詞+比較級+than any other+単数名詞

⑦ Nothing[Nobody] (else) is so[as]+原級+as A

= Nothing[Nobody] (else) is+比較級+than A

= A+動詞+比較級+than anything[anybody] else.

 

いかがでしたか?この記事が少しでも役に立てたら幸いです。

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