make? have? let? 使役動詞の違いをわかりやすく解説!

使役動詞とは、人やものに「~させる」「~してもらう」というニュアンスを持つ動詞のことです。

使役動詞には make / have / let / (get) があり、それぞれ少し意味合いが違います。

シーンによって使い分ける必要があるため受験生が苦手とする分野の1つでもありますね。

今回は、それぞれの意味と使い方をわかりやすく解説していきます。

→ 知覚動詞の記事についてはこちらを御覧ください。

1.使役動詞 make と受動態

make + O + 動詞の原形> 「Oに(無理やり)~させる」

make には相手の意思を無視して強制するといったニュアンスがあります。

My friend made me wait for two hours.

「私の友達は私を2時間待たせました。」

この文には、待ちたくて友達を待った訳ではなく、待たされてしまったという意味合いが含まれています。感じ取れますか?

ただし、「無理やり」といった意味が出るのは人が主語の場合です。

人以外が主語の場合は無生物主語のように訳しましょう!詳しくはこちらを御覧ください。

 

また、makeは使役動詞 唯一の受動態 をとれる動詞です!!

be動詞 + made + to 不定詞> 「Oに~させられた」

先程とどこが違うかわかりますか?「動詞の原形 → to不定詞」 になりました!

I was made to wait for two hours by my friend.

「私は友達に2時間待たされました。」

 

受動態って何?という方はこちらも併せて読んでみてください。

一般的に、次に紹介する have / let は受動態をとらないので覚えておきましょう。

 

2.使役動詞 have

have + O + 動詞の原形 >「Oに~してもらう/させる」

これは、当たり前にしてもらって当然というニュアンスを含むため、「~してもらう」と訳すのが一般的です。

 

She had the doctor look at her arm.

「彼女はその医者に腕を診てもらいました。」

 

 

ここで、「彼女はその医者に腕を診させました。」といった訳をするのはナンセンスですね。

 

一方で、使役動詞のhaveは過去分詞(done)と組み合わさると異なる意味を持ちます。

have + A(人以外) + done

この形のhaveは、①『使役』②『被害』③『完了』の3つの意味を持ちます。

それぞれの例文を見ながら確認していきましょう。

①『使役』のhave — 「Aを~してもらう/させる」

He had fish cooked for dinner.

「彼は夜ご飯のために魚を調理してもらいました。」

 

②『被害』のhave — 「Aを~される」

She had her bag stolen while she was chatting.

「彼女はおしゃべりしている間に鞄を盗まれました。」

 

③『完了』のhave — 「(自分が)Aを~してしまう」

We’re supposed to have our homework finished by Monday.

「私たちは月曜日までに宿題をしてしまうことになっています。」

 

このように、過去分詞を用いた使役動詞haveAdoneに受動関係があります。

この関係に注目して文構造を見抜いていきましょう!

 

3.使役動詞 let

let + O + 動詞の原形> 「Oが~するのを許す」

「Oに~させる」と訳すのが一般的ですが、let にはOがやりたいことを許可するというニュアンスが含まれます。

文脈からOがやりたいことなのか、強制されていることなのかを読み解くのが鍵になってきます。

I let my children go to the zoo.

「私は子どもたちを動物園に行かせます。」

子どもたちが行きたいのを許可するという意味合いになります。

 

次はどの使役動詞を使うのが適当でしょうか?

 

 

Teacher  _____  him stand outside.

「先生は彼を廊下に立たせます。」

 

 

答えは make です。自分から廊下に立ちたいなんて人はいませんよね?よって、letはありえません。

同じように、廊下に立つことが当然というシチュエーションも考えにくいですね。

 

このように、落ち着いて考えれば使役動詞で迷うことはほぼありません。文脈を読み解くのが鍵ですよ!

 

4.使役動詞 get?

学校で使役動詞を習った時に get を含めて覚えた人もいるかな?と思います。

getは文法的には使役動詞ではないのですが、to 不定詞を用いて使役動詞と同じような意味を表すことができます。

get + O + to 不定詞> 「Oに~してもらう/させる」

haveとほぼ同じ意味になりますが、getにはOを説得/お願いするというニュアンスが強く含まれます。

 

I got him to repair my guitar.

「私は彼にギターを修理してもらいました。」

 

 

このような軽いお願いから重要な説得まですべてに対応しています。

 

一方で、getはhaveとほぼ同じと書きましたが、なんとgetも過去分詞と合わせることができます。

get + A(人以外) + done

haveで覚えた3つの意味を覚えていますか?

①『使役』②『被害』③『完了』でしたね。

getも同じ3つの意味を持つので、覚えていなかった人は覚えてください。

 

また、過去分詞(done)と組み合わせる時はto不定詞にならないことに注意しましょう!

 

5.使役動詞の意味一覧!

使役動詞の訳し方とニュアンスの違いは理解できたでしょうか?

最後に一覧にしてまとめておきました。ぜひ活用してみてください!

make / have / let + O + 動詞の原形

make(無理やり/強制して) ~させる

受動態有り◎ <be made + to 不定詞>

have(当然) ~してもらう/させる

let     :(許可して) ~させる

get + O + to 不定詞

get    :(説得/お願いして) ~してもらう/させる

have[get] + A(人以外) + done

『使役』— Aを~してもらう/させる

『被害』— Aを~される

『完了』— (自分が) Aを~してしまう

 

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