受験生の最初の難関?現在・過去・未来完了の意味と用法を再復習!

時制の一致の記事でも少し紹介しましたが、今回はその中でも完了形を中心に説明していこうと思います。

完了形には3つの時制がありました。『現在』『過去』『未来』です。

それぞれ似たような意味を持つので、意味だけは覚えているという方も少なくないでしょう。

今回は英語の苦手な人にも読みやすいよう、図やイラストを使って説明していきます。

最後には現在完了形と一緒によく使われる語句、使えない語句一覧も記載していますので、これを機に是非勉強してみてください。

1. 完了形の基本の”キ”

まずはじめに、完了系の基本の形をおさらいしておきましょう。

*現在完了:have + done

*過去完了:had + done

*未来完了:will have +done

このhaveが「持っている」という動詞ではないことは、勿論みなさん知っているかと思いますが、長文の中のhaveが動詞なのか、完了形の一部なのかを迷うことは意外とあるかもしれません。

意味をうまく汲み取り、完了形か否かを見分けることが重要になってきます。

 

2. 現在完了の3つの意味

現在完了とは何かを説明してくださいと言われた時に、パッとイメージすることはできますか?

筆者のイメージはこんな感じです。

大体みなさん同じような図をイメージされたかと思います。

現在完了形が現在形と決定的に違う点は「過去から行っていることが現在どういう状態なのか」を表せることにあります。

時間の領域が違うわけです。

では、訳はどのようになるのでしょうか。

継続:(ずっと)~している

→ 過去から今までずっとしている

経験:(今までに)~したことがある

→ 過去から今までにしたことがある

完了・結果:(ちょうど)~したところだ/(すでに)~してしまった

→ 過去に始まったことがちょうど終わったところ

英語だと1通りの表し方なのに、日本語にすると3通りの意味になるなんて…

では、1つずつ例文を見ながら説明していきます。

 

・継続:(ずっと)~している

I have known him for 10 years.

私は彼と知り合って10年になります。

 

Mary has been busy since last Sunday.

メアリーはこの前の日曜日以来ずっと忙しいです。

 

同じ状況が続いてきた”ことを表したいときは、「どれくらいの期間か」、「いつから今までか」といった内容を、for や since を用いるのが一般的です。

この時、for と since の使い分けに注意しましよう。

for:ある状態が続いた長さ、期間

since:時の一点、具体的な状況

また、継続の意味を表す表現に、進行形があります。

*現在完了進行形

have been Ving:(今までずっと)~し続けている

動作の継続」を表すために、完了形と進行形を組み合わせて表現することがあります。

 

I have been playing basketball for 30 minutes.

私は30分間ずっとバスケットボールをしています。

先程の文との違いに気づいたでしょうか?

「知り合って10年」や「ずっと忙しい」というのは”状態”の継続です。

一方で、「バスケットボールをする」というのは”動作”の継続です。

意味は同じなのですが、現在完了形か現在完了進行形かは受験で問われる大きなポイントなのでしっかりと抑えましょう!

 

・経験:(今までに)~したことがある

I have seen the film twice.

私は2回、その映画を見たことがあります。

Have you ever been to London?

あなたは今までにロンドンに行ったことはありますか。

 

その行動を今まで何回したか”を表したいときは、once, twice, before, everといった回数や頻度を表す副詞を用いるのが一般的です。

 

また、2つ目の”Have you ever been to~”という文ですが、これは受験生が間違いやすい文法ベスト10にも入ってくるのではないでしょうか。

have been to~:「~に行ったことがある」<経験>

have gone to~:「~に行ったままである」<結果>

となります。日本語の「行く」に引きずられて ”gone” としないよう注意しましよう!

 

・完了・結果:(ちょうど)~したところだ/(すでに)~してしまった

They have just moved to Canada.

彼らはちょうどカナダに引っ越したところです。

 

She has already finished her homework.

彼女はすでに宿題を終わらせてしまいました。

 

”動作をやり終えた結果、今どういう状況なのか”というのを表したいときは、already や just といった副詞を用いるのが一般的です。

ただし、have + 副詞 + doneとなる語順に注意しましょう。

これは、完了という意味合いが強いので、一番イメージしやすいのではないでしょうか。

 

では次に、現在完了の否定について説明します。

・現在完了の否定ってどこにnotをつけるの?

次の文を否定してみてください。

(肯定文)Mary has been busy since last Sunday.

(否定文)Mary has not been busy since last Sunday.

 

このように、現在完了の否定文はhave[has]+notとなります。

*一般動詞 have: do[does] not have

*  助動詞   have:have[has] not

この違いに注意して否定しましょう。

 

また、<経験>を表す文のときは、notのかわりにneverを使って「一度も~ない」という意味にもできます。

I have never seen the film.

私は一度もその映画を見たことがありません

 

最後に、肯定文でalreadyを使っている文を否定するときは細心の注意を払うようにしましょう。

(肯定文)She has already finished her homework.

(否定文)She has not finished her homework yet.

どこが変わったかわかりますか?

alreadynot … yet です。

現在完了の否定文の文末にyetを置くと、「まだ … ない」という意味になることを覚えておきましょう。

 

3. 過去完了って何?過去を完了?

<今>と<今まで>を繋げていたのが現在完了だとすると、過去完了は<過去のある時点><その時以前>を繋げることになります。

イメージで言うとこんな感じです。

過去完了形は had + done でしたね。

過去完了の場合も意味は次の通りです。

継続:(過去のある時点までずっと)~していた

経験:(過去のある時点までに)~したことがある

完了・結果:(過去のある時点に)~し終わっていた

では、例文で確認していきましょう。

 

They had known each other for 20 years when they got married.

彼らが結婚した時、知り合ってから20年になっていました。

この文では、<結婚した時>から<それ以前>を振り返っているので過去完了形を用いています。継続表現のため、期間を表す副詞forが使われていることも確認しましょう。

 

また、現在完了進行形と同じように過去完了にも進行形があります。

*過去完了進行形

had been Ving:(過去のある時点までずっと)~し続けていた

動作の継続」を示すために進行形を用いています。

 

I had been driving when I found the hotel.

そのホテルを見つけた時、私はずっと運転していました。

 

過去完了形との違いはわかりましたか?

現在完了進行形と同じく、”状態か?動作か?”です。

 

また、期待や願望などを表す動詞を過去完了で用いると、実現されなかったことを表します。

I had expected you to come.「あなたに来てほしかった(のに来なかった)」

 

英文をただ読むのではなく、なぜこの文法になっているのか、文の奥を読むということを意識してみましょう。

 

4. 未来完了?未来の完了?

さて、今までの流れを意識して考えてみてください。

未来完了は<どの点>と<どの点>を繋げるでしょうか?

 

未来完了は<未来のある時点><その時以前>を繋げる時に使います。

このようなイメージです。

未来完了形は will have done でした。

未来のある1点に着目すること以外は、現在完了形と同じように考えることができます。

継続:(未来のある時点までずっと)~しているだろう

経験:(未来のある時点までに)~したことになるだろう

完了・結果:(未来のある時点に)~し終わっているだろう

 

では、例文で確認していきましょう。

 

I will have received the package by next week.

私は来週までには小包を受け取るだろう。

「来週」という未来の時点までに完了していると思われる事柄なので、未来完了で示しています。

 

また、未来完了にも進行形(will have been Ving)は存在しますが、あまり使う場面はありません。

 

5. まとめ

ここまで読めば完了形とは何か、と聞かれた時にパッと説明できるようになったのではないでしょうか。

最後に、受験で問われやすい「現在完了形と一緒によく使われる語句」「現在完了形と一緒に使えない語句」をまとめました。

現在完了形は、明らかに過去の時を示す語句と一緒に使うことは10000%ありません。穴埋め問題で問われた時は時制を確認してから解いていきましょう!

 

現在完了形と一緒によく使われる語句

     
継続 経験 完了・結果
for~「~の間」 once「1度」 just「たった今」
since~「~以来」 twice「2度」 already「すでに/もう」
How long~?「どのくらいの間~ですか」 before「以前に」 now「今」
ever「かつて」 yet「(疑問文で)もう/(否定文で)まだ」
never「1度も~ない」
often「しばしば」

現在完了形と一緒に使えない語句 — 明らかに過去を示す語句

  • yesterday:「昨日」
  • last month [year/night]:「昨月/去年/昨夜」
  • ~ ago:「~前に」
  • then:「その時」
  • just now:「たった今」
  • in 2000:「2000年に」
  • when S V(過去)~:「~した時」
  • When~ ?:「いつ~」

 

 

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