英語の否定表現は暗記ゲーじゃない!?

今回は英語の否定表現を勉強していきましょう。

否定…

意外と多くの表現があり、参考書の後ろの方に配置されている単元でもあるため出来ない受験生が意外と多い単元でもあります。

not がわかればいいや~、あんまりでないし捨て問にしちゃえ~、と思っている子もいるかもしれません。

でも基本イメージを理解し個別の知識をしっかり押さえれば難しい問題のないお得な単元とも言えます!

今回はしっかり否定をマスターして周りの受験生と差をつけられるようにがんばりましょう!

 

 

 

否定形の基本

この章では否定形の基本について紹介していきます。

皆さんは否定形、と聞いた時にはじめに何が思いつくでしょうか?

多くの人は 「 not 」なのではないかな、と思います。

この not 品詞では何でしょうか…?

「え、 not に品詞なんてあるの?」

と思った方もいるかもしれません。

まずはそこからお話を進めていきましょう!

 

否定形の品詞

英文法を勉強する上で何よりも大事な品詞。

法、とあるように英文法にはルールがあります。

そのルールの前提となるのが品詞です。

品詞が重要なんて知らなかった…

自信ないかも…って方は、まずは

 

-どのような品詞があるか

-品詞の働きはなにか

 

の2つだけでも答えられるようにしておくと良いと思います。

以下の記事も参考にしてみてください。

品詞の解説記事

 

 

 

それでは本題です。

まずは主な否定語を品詞別にまとめていきます。

 

 

否定語の品詞一覧

代表語 その他の否定語 意味
形容詞 no few

litttle

ほとんど~ない
副詞 not

never

 

 

 scarecely/hardly 頻度

ほとんど~ない

seldom/rarely 程度

ほとんど~ない

little

全く~ない

 

まずは上記の表を何も見ずに書けるようにしましょう!

この表を見るとどの否定語がどのグループに属するかがわかります。

そうすることで否定語を入れる位置や他の語句との関係などが慣れ親しんだ代表語を当てはめることで、簡単にわかるようになります。

 

否定語を入れる位置

では否定語を入れる位置を確認しましょう。

否定語は入れる位置によって、完全否定になったり部分否定になってしまったりと位置が非常に大きな役割を持ちます。

まずは原則から学びその後から細々したものを紹介していきます。

 

 

否定語の位置の原則

まずは原則の紹介から。

形容詞グループなら形容詞と同じ位置

副詞グループなら副詞と同じ位置

になります。

 

・形容詞

    名詞の前

・副詞

    ①sよりさらに前

    ②Sの直後に挿入

    ③文型がすべて終了した後の文末

 

という原則を思い出しながら簡単な例文とともに解説していきましょう。

 

 

まずは

I have no idea.

私にはアイディアがない。

 

I don’t eat apples.

私はりんごを食べない。

 

という2文の簡単な例文があったとします。

(二文目は助動詞doとまとめて否定語として扱うので副詞位置②に当てはまる)

 

それらを同じグループの違う単語に入れ替えると…

I have no idea.

→I have few ideas.

アイディアが少ない。

 

I don’t eat apples.

→I rarely eat apples.

私はりんごをめったに食べない。

 

そう!文が成立するのです。

グループごとに入れる位置が同じなのをわかってくれたでしょうか?

まずは表を丸暗記して、同じグループを当てはめる、という方法を取っていきましょう!

簡単に否定語を入れるべき位置がわかるはずです。

 

 

その他の抑えておくべき基本事項

次に細かい補足事項に参りましょう。

覚えるべきことは大きく分けて2つ。

①littleの使い分け

②否定語同士の書き換え表現

です。

おさえてさえしまえば簡単だと思います!

 

 

littleの使い分け

littleは形容詞としても、副詞としても働ける優秀な子です。

しかしその分、使い分けが大事!!!

以下の表を自分で何も見ないで書けるようにしておきましょう。

 

littleの使い分け
品詞 意味 補足
形容詞 ほとんど~ない
副詞 全く~ない ※1

※1

修飾するVの前に置く。

(副詞だけど3箇所のどこにおいてもいいわけではないので注意!)

Vがknow/think/care/dreamの時に多いのでこれらの動詞を見たら疑う癖をつけよう…!

 

否定語同士の書き換え表現

・ not ~ any=no

・『not +a+ 名詞』=『no+名詞』

 

では最後に補足事項のまとめを。

①little

形容詞→ほとんど~ない

副詞→まったく~ない

②not ~ any=no

③『not +a+ 名詞』=『no+名詞』

 

否定の強調

前章までで否定の基本的な考え方を学んできました。

次に否定語の強調を学んでいきます。

 

否定語の強調には様々な方法がありますが、意味はいずれも

「全く・決して~ない」

という意味になります。

 

イディオム

これからたくさんのイディオムを紹介していきます。

こんなに覚えられない!!!っていう方は最初の4個だけでも覚えてみてくださいね。

ここはもう単純に覚えるしかないのですが、覚えるヒントと言えば

in やon がno と一緒に使われるときが多いということくらいでしょうか?

最後の2つはまた後で出てくるのですがここでも紹介しておきますね。

 

 

in no way

by no means

in no sense

under no circumstances

on no account

on no terms

in no other way

in no respect

on no condition

far from~ 「~どころではない」

anything but~ 「~だけはダメ」

 

not を強調する語句

次にnot を強調する語句の解説です。

使い方はnot +『語句』!!!

これだけ!簡単!!!

では具体的な語句の紹介です。

これも全部覚えるのはしんどい…って方は最初の3個だけでも覚えてください~

 

at all

in the least

a bit

in the world

in the slightest

 

 

覚えることが多くてしんどいですね…

そんな時はお手洗いの壁にまとめた紙を貼っておきましょう!

記憶=インパクトの強さ×見た回数

で決まります。

何かを覚えたかったら、インパクトを強くするか、見る回数を増やすのが一番です。

インパクトを強める方法としては同じグループをまとめてすでに覚えていることと結びつけるなど様々な方法があります。

同じ勉強時間でも方向性が間違っていてはせっかくの時間も無駄になってしまいます。

勉強法や方針に悩んでいる方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

受験相談も無料で受けることができるので、検討してみてくださいね。

 

 

部分否定

部分否定の基本

次に部分否定について勉強していきましょう。

部分否定をおさえるときの基本は

not は自分の真後ろの語しか否定できない

ということ。

つまり

notが動詞を否定していれば動詞全体が否定されていることになり全体否定に

notの後ろに強い意味の形容詞や副詞があればそれらが否定されているので部分否定に

なるということです。

 

例えば…

not +「全部を意味する表現 (allなど) 」なら

全部を否定

全部ではない

一部だけ

 

というような感じです。

 

これから具体的な形容詞や副詞を紹介していきますが、基本はこれ。

これさえ掴んでしまえば一つ一つ覚える必要もないしとても簡単ですよね!

 

ところで…

「強い意味の形容詞や副詞」

とはなんでしょう?

それは

「いつも、一番、全部、必要、完全、必ず、特別、絶対」

などの意味を持つもののことです。

イメージで言うなら

「わざわざ強調してくる感じ」です。

 

具体的な表現

 

では実際の表現の紹介にうつりましょう。

①~③の形容詞/副詞をしっかりと覚えてその他は「強い意味」にあてはまるものは④という風に覚えてしまえば簡単に覚えられると思います。

 

①not + both (=one)

「両方とも~というわけではない」=「どちらか片方だけ~」

 

②not + all/every  ( =some )

「すべて~というわけではない」=「一部、いくつか~」

 

③not + always/necessarily (=sometimes)

「いつも/必ずしも~というわけではない」

 

④not + exactly/altogether/absolutely/completely/entirely/quite/really/wholly

「全く・完全に~というわけではない」

 

最初に紹介したように形容詞/副詞の一部表現を否定していることがわかると思います。

日本語の言い換え表現だけ覚えようとすると大変だとは思いますがワンクッションおけば覚えやすいのではないでしょうか?

また英語の書き換え表現と同じ、だと思えば日本語訳をわざわざ覚える必要もないかもしれません。

簡単に覚える工夫をしていきましょう…!

 

Tips:携帯の待受画面は毎日必ず見るので、覚えたいことをまとめた画像を設定すると気づいたら覚えてる…なんてこともあるかも?

 

その他の表現

最後の章になります。

終わりが見えてきましたね!

この章では今までの章とは違い否定語は出てこないけど、意訳すると否定表現になる、という複雑な心情を持つタイプの子を紹介していきます。

なるべく意訳までの接続が簡単にわかるように説明していくので

「なんでその意訳になるんだろう?」

ということを意識しながら読み進めていってください。

全部で7個です。

はじめの2つは否定の強調で既に学んでいる表現なので新しく覚えるのは5個!!!

さきほどは紹介だけでしたがこの章では意訳への接続も紹介していきます。

以前清水先生が同じような単語の覚え方を説明してくださっている動画があるので、一度見るのもいいかもしれません。

→その動画はこちら

 

では具体的に紹介していきます。

 

 

①far from ~「決して~ではない」

この表現の元々の意味は

「~からはほど遠い」

でしたね。

(入試頻出表現なのでまだ覚えてない人は早急に覚えよう!)

この「遠い」は道のりなどの距離のことではなく心情的な距離のことを表します。

つまり、

「自分のイメージしていたものからはほど遠い」

「決して~ではない」

という意味になります。

 

②anything but ~ 「決して~ではない」

anyは肯定文の時と否定文の時で意味の違う単語でしたね。

肯定文のときには「どんな~でも」という意味でした。

そしてこの but はexcept と同じで「~以外は」という意味になるので

このanything but は

「~以外はどんなものでも」という意味になります。

そこから、「~だけはダメ」という意味になり

「決して(絶対)~ではない」という意味になるのです。

 

③S is free from ~ ≒S is free of~ 「~が含まれない、~とは無縁の」

~から解放されている

~が含まれない、~とは無縁

となります。

この表現で注意すべきはfrom と of の使い分け!!!

「担うべき義務から免除されて(開放されて)」というニュアンスを伝えたいときにはof を使うといいですね。

 

④S is the last 名詞 <to V~>or <関係詞 + SV~> 「Sは最も~しそうにない名詞だ」

last は順序を表すlateの最上級となります。

イメージとしては列の一番後ろに立っている感じ。

そして最上級には範囲が必要なのでそれを<>内のto や 関係詞で説明しています。

なので

<>の範囲の中で~思想な人を並べたところ、列の最後尾にいる人

最も~しそうにない名詞だ

という風になります。

 

⑤have [be]yet to~ 「まだ~していない」

toV は「これから~する」という意味でした。未来の意味を含みます。

それを否定しているので

「まだ~していない」

という意味になります。

時制が不安だー!という方はこれらの記事も読んでみてくださいね。

時制の記事

時制の一致の記事

 

⑥be above ~ing 「~しない・~するのを恥だと思う」

above の基本イメージは「一段上のレベル」でした。

(前置詞はイメージで覚えるのが良いです。ちんぷんかんぷん…という方はこちらの参考書を参照してください。)

つまり~するなんてレベルの低いことはしないという意味になり

「~しない」や「~するのを恥だと思う」

という表現になるのです。

 

⑦more than S can V ~ 「Sには~できない」

SがVできる以上の事が起こっている

SはVできない

という風に意味が動きます。

 

以上で全部になります!!!

最後に英語表現と意味のみをまとめたものを掲載するので利用してくださいね…!

 

①far from ~「決して~ではない」

②anything but ~ 「決して~ではない」

③S is free from ~ ≒S is free of~ 「~が含まれない、~とは無縁の」

④S is the last 名詞 <to V~>or <関係詞 + SV~> 「Sは最も~しそうにない名詞だ」

⑤have [be]yet to~ 「まだ~していない」

⑥be above ~ing 「~しない・~するのを恥だと思う」

⑦more than S can V ~ 「Sには~できない」

 

 

まとめ

さて、ここまで否定表現を簡単に理解できるように解説をしてきました。

意外と難しくない、覚えるべきことの少ない単元だということを理解してくれたでしょうか?

これしか覚えることがないのだから捨てるのはもったいない!!!

ぜひ今日中にマスターしてみてくださいね。

明日やろう!と先延ばしはダメですよ!!!

 

 

 

 

 

~最後に~

この記事が少しでも受験勉強を頑張るあなたの助けになっていたら幸いです。

受験勉強をしていて、悩み事や相談があるという方は、ぜひ一度最寄りの武田塾まで無料相談にお越しください。

きっとたくさんの受験生を見てきた受験のプロたちがあなたの悩みを晴らしてくれるはず。

 

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