強調したい部分によって語順が変わるとは!?

 

文法だけでなく、長文問題でも頻出の強調や強調構文。語順によって強調したい部分が変わってきたり、筆者が最も伝えたい部分だったり…。英文法の中で重要な強調について整理していきましょう。

強調構文とは何?

強調構文とは、It is~thatで挟まれた部分に強調したい部分を入れることによって、その語句を強調することができる構文です。

強調する方法には、強調構文を含めて以下の6種類の方法があります。

1.強調構文の強調

Mary taught Lucy how to make a hamburger yesterday.

(メアリーは昨日ルーシーにハンバーグの作り方を教えた。)

この文章は、普通に主語、動詞、目的語の順番で書かれています。

 

これを強調構文に書き直すと、

 

・It is Mary that taught Lucy how make a hamburger yesterday.

このようになります。

最も強調したい単語を、主語のItとそのbe動詞であるisの後にもってきて、残りの文章の部分はthat以下に書きます。

この場合は、Maryが一番強調したい部分となっています。

 

2.doを使った強調

動詞を強調するために、doを使うことがあります。

 

まず例文を見てみましょう!

例文:I told you to call me this evening.

訳:私は、あなたに今晩電話してと言った。

 

強調すると…

 

I did tell you to call me this evening.

(私は、本当に今晩電話してと言ったよ。)

 

このように

「言った」という動詞を強調したい場合、その動詞の前にdo/didをおきます。

※現在:do、過去:did、三人称単数(He,She,It)の場合:does

 

3.関係代名詞を使った強調

「1.強調構文での強調」で説明したように強調構文のthatの部分を関係代名詞や関係副詞に置き換えることが出来ます。

強調したい部分によって、変わってくるので気をつけましょう!

強調したい部分、つまりthat前の単語が

いつ(時刻について)…when

どこ(場所について)…where

何を(モノについて)…which

誰が(人について)…who/whom(目的語の場合)

 

というように変わります。

 

4.名詞や代名詞を強調

①名詞の場合:その強調したい名詞の直前にveryを置くことによって強調することができます。

例文: She bought this very bike.

訳:彼女はまさにこの自転車を買った。

 

②:代名詞の場合:文末か代名詞の直後に再帰代名詞を置くことによって強調することができます。

例文:He spoke to me myself.

訳:彼は私自身に話しかけた。

 

5.強意語を用いた強調

形容詞や副詞の強調には、veryなどの強意語を使います。

例文:It is pretty interesting book.

訳:それはかなり面白い本です。

 

fairly(かなり)/pretty(かなり)/quite(かなり)/rather(かなり)/amazingly(驚くほど)/remarkably(驚くほど)/surprisingly(驚くほど)/extremely(ひどく)/terribly(ひどく)/completely(まったく)

6.比較級・最上級の強調

①比較級

比較級の強調には、even、far、much、still、a lotを比較級部分の前に置いて強調します。

例文:The sun is much more shine than the moon.

訳:太陽は、月よりはるかに輝いています。

 

②最上級

最上級の強調には、far、much、by far、possibleを最上級部分の直前に置いて強調します。

 

 

例文:He is by far the best student.

訳:彼は誰よりも良く出来る学生だ。

 

 

 

7.疑問詞の強調

疑問詞の強調には、ever、on earth、in the worldを疑問詞の直後に置いて強調します。

例文:What on earth is the matter?

訳:一体どうしたのか?

 

 

 

最も強調したい部分をどうする?

「1.強調構文での強調」で少し触れたように、文全体を並び替えることによって同じ文章、同じ情報が得られる文章を何種類にも書き換えて、強調構文を作ることができます。

 

例えば

Jane met Nick here yesterday.(ジェーンは昨日ここでニックに会った。)という文章があるとします。

 

①もしこの主語Janeを強調したい場合:

It is Jane that met Nick here yesterday.

訳:昨日ここでニックに会ったのはジェーンだった。

 

ここでは主語であるJaneがisとthatの間にきて、 この文章の中で最も主張したい部分になります。

 

②もしmetの目的語Nickを強調したい場合:

It is Nick that Jane met here yesterday.

訳:ジェーンが昨日ここで会ったのはニックだった。

 

ここでは、動詞の目的語であるNickがisとthatの間にきて、この文章の中でNickが最も主張したい部分となります。

 

③もし場所を強調したい場合:

It is here that Jane met Nick yesterday.

訳:ジェーンが昨日ニックにあったのはここだ。

 

ここでは、場所を示す修飾語hereがisとthatの間にきて、この文章の中で最も主張したい部分になります。

 

④もし日時を強調したい場合:

It is yesterday that Jane met Nick yesterday.

訳:ジェーンがニックにここであったのは昨日だ。

 

ここでは、日時を示すyesterdayがisとthatの間にきて、この文章の中で最も主張したい部分になります。

 

否定も強調できる…?

形容詞や名詞を強調することだけでなく、否定部分も強調することが出来ます。基本的にnot に付け加えることによって、強調します。

 

not ~at all(決して~ない)

not~in the least(少しも~ない)

not~whatever(少しも~ない)

not~by any means(決して~ない)

not~for all the world(どんなことがあっても~ない)

not~a bit(全然~ない)

never~ever(決して~ない)

 

✑これらの表現は、notの直後においても◎、文末においても◎

構文の見分け方

It is~that…のように書かれる構文は他にもいくつかあります。どれが強調構文なのか、それぞれの見分け方を紹介します!

 

thatのあとの文章に注目!!!

 

★代名詞のit

代名詞とは、その言葉通り名詞をitで言い換えているため必ず前に出てきた単語が置き換わっています。

 

例文:I went to Ueno zoo yesterday. It was the zoo that there are

many kinds of animals.

訳:私は、昨日上野動物園に行きました。そこは、たくさんの種類の動物がいる動物園でした。

 

このように、代名詞のItはいきなりItが出てくることはありません。直前にその話題に触れていて、さらに詳しく説明するときに繰り返し単語を使うのではなく、代名詞を使うようにします。

繰り返し使われることを把握しておくと、区別しやすいかと思います!

 

※that以下の文章は、完全文となっていて、itが前の名詞を指している。

 

★形式主語のIt

形式主語のItとは、主語の部分が長くなる場合に用いられます。主語の部分をthat節以下に書き、それを指す代わりの主語・形式としての主語Itを使います。

説明だけだと、どんな感じかイメージが湧かないと思うので、例文で見てみましょう!

 

例文:It is surprising that he can speak five languages.

訳:彼が5ヶ国語を話せることに驚いた。

 

このように形式主語のItを使って、本来主語になる部分が後ろにきています。

特徴は、文章をthat節前で切ったとしても文章が成り立ち、S+V+Cの完全な文となってます!

 

※that以下の文章は、完全文。

 

★強調構文のIt

 

※that以下の文章は、不完全文となっていて、it isの後(that前)の単語を補うことによってthat以下の文章が成り立つようになっている。

 

まとめ

ここまで強調について紹介してきました。話し手が何を強調して言いたい部分なのか、すぐ理解できるようになりましょう。

 

最後に整理しましょう!

強調構文①:It is~that…の形、強調したい部分によって語順が変わる

強調構文②:最も強調したい部分をisとthatの間におく

強調構文③:that以下は、不完全文

代名詞のitと形式主語のitのthat節は完全文

 

いかがでしたか?この記事が少しでも役に立てたら幸いです。

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