名詞の語法まとめ~一通りの英語の勉強を終えたあなたに~

今回は名詞の語法を解説していきます。

語法の分野は、

「覚えているか」

のみが問われます。

よって理解力や読解力は関係がないので努力次第で誰でも点数を稼ぐことのできる分野です。

全ての単語を覚えろというのは不可能に近いと思いますが、

受験に出やすい単語というのは限定されています。

その単語だけでも覚えるだけで大幅な点数アップが見込まれます。

なぜなら語法は4択問題だけではなく長文の言い換えなどでも出題されるからです。

語彙力があることで、長文を読む速度も上がりますし、いいことだらけです。

しかし、ここでは特に注意が必要な単語のみを紹介しますので、

最低限の語彙力と文法の基礎が固まったあとでも良いでしょう。

直前期になって、あと少し点数を盛りたいという場合も語法学習は最適かもしれません。

語法問題を極める前に

最低限の語彙力

最低限の語彙力に自信がない人はまずセンターレベルから復習しましょう。

単語の勉強は英語の最も重要な段階です。

オススメは『システム英単語』です。

1章と2章がセンターレベル

3章がMARCHや国公立受験に必要なレベル

4章が早慶や難関大レベルの単語

5章が多義語

となっているため、まずは1.2章を完璧にしましょう。

具体的なシステム英単語の学習法はこちらを参照してほしいのですが、

1日5分でも良いので今日から取り組むようにしましょう。

 

文法の基礎はあるか

続いて文法です。

こちらもまだ基礎が固まっていないという方は文法を優先させてください。

何も文法がわかっていない段階では、英語の勉強は効率が悪いためです。

まだ何もわかってないという方は

『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』

を読んでみてください。

『Next Stage』が難しすぎると感じている方でもこれなら理解できると思います。

やり方に悩んだらこちらを参照してみてください。

 

まとめ

最低限の単語や文法の勉強を最優先させてください。

英語に自信がある人

一通り勉強を終えた人

直前期にもう少し点数を盛りたい人

ここを勉強すると周りに差をつけることができます。

頑張ってください。

 

 

意味別名詞の語法

では本題です。

この章では同じような意味を持つ単語をまとめて紹介しています。

その中の単語が一つ出てきたら他の単語もすぐに出てくるように関連付けて覚えるようにしましょう。

 

2つで1対になっている衣類・器具

ここでは慣習的に2つのものとして考える名詞を紹介していきます。

例えば「箸」

は2本を1膳として数えますよね?

ですから2つ、つまり複数形として数えるわけです。

 

2つで1対になっている衣類・器具一覧
名詞 名詞
chopsticks compasses コンパス
glasses / spectacles メガネ gloves 手袋
pajamas パジャマ scissors はさみ
shoes socks 靴下
stocking ストッキング trousers / pants ズボン

メガネはレンズが2枚ありますし、

パジャマも上下で1セットになります。

ストッキングやズボンも足を通すところが2つあるので、複数形扱いになります。

はさみやコンパスはイメージがつきづらいと思いますが、

刃や針が2本あることから1対として考えることとします。

これらはイメージで覚えられればそんなに大変ではないと思うので、頑張って覚えてみてください。

 

客を表す名詞

日本語ではひとくくりに「客」と言っても

英語では「どのような客か」によって明確に単語が異なります。

単語とイメージをしっかり結びつけるようにしてください。

 

客を表す名詞
audience (劇場などの)観客、聴衆
client (弁護士などの)依頼人
customer お店の客、買い物客、顧客
guest 招待客・ホテルの宿泊客
passenger 乗客
patient 患者
spectator (スポーツなどの)観客・見物人
viewer テレビの視聴者
visitor 訪問客・来客・見舞客

 

お金・料金を表す名詞

次はお金に関する名詞のまとめです。

今すべてを覚えるのが辛いと言う方は太字のところだけでも今日中に覚えるようにしてみてください。

お金の表現は特に出題されやすいのでどうしても時間が足らないときには、

ここだけでも覚えるようにしましょう。

お金・料金を表す名詞
単語 単語
admission 入場料 change 釣銭

小銭=small change

bill 請求書、勘定 charge サービスに対して支払う料金
cash 現金 check 小切手
debt 借金 commission 代理手数料
fare 乗り物の運賃 income 個人の収入
finance 財政 interest 利息・利子
fine 罰金=penalty pay 仕事に対する報酬一般
rent 家賃 price 品物の値段・価格
revenue (国、地方自治体の)歳入 profit 利益
tax 税金 salary

cf. wage

知的労働の固定給

cf. 賃金・主に肉体労働の時間給

cost (生産・維持などに必要な)経費・費用
fee 医者(弁護士・学校・団体など)に対して支払う料金・学費・会費

 

人の関する名詞

次は人に関する名詞です。

人に関する名詞のポイントとしては、

①単数扱い

②複数扱い

に分かれるのでその違いを確認することが重要です。

①と②を区別しなければならない単語の具体例は以下3つになります。

family

audience

staff

 

①ひとまとまりとして性質・状態の説明/全体の大きさなどを表す場合

=単数扱い

例)Her family is large.

彼女は大家族だ。

②個々の構成員に当てはまる性質・状態・動作の説明/その中の人間たちの存在を示す場合

=複数扱い

例)Her family love music. 

彼女の家族は音楽が好きだ。

(単数扱いなら、3単元の s が必要なので love→loves になるはず)

ちなみに、常に複数扱いされる名詞もあります。

それは以下の3つを覚えると良いでしょう。

→ the police , cattle , personnel 

 

実は単数形の名詞

単語の末尾に「 s 」がつくことから複数形と間違えやすいですが、

単数形として用いられる単語があります。

国や学術的な内容が多いです。

 

実は単数形の名詞
単語 単語
economics 経済学 politics 政治・政治学
ethics 倫理学 statistics 統計・統計学
mathematics 数学 linguistics 言語学
physics 物理学 gymnastics 学科としての体育・体操
the United states アメリカ合衆国 athletics 体育論理・運動競技
the United Nations 国連 news ニュース・知らせ

 

 

複数形になると意外な意味になる名詞

次に複数形になると特有の意味を持つ単語を紹介します。

単数形では使わないもの、

単数形と複数形で意味が異なるものとありますので

単数形の意味がわからない人は辞書で引くようにしてください。

覚えてほしい順序としては、

太字→青字→黒字です。

今全部覚える余力がないという人は優先順位をつけて覚えるようにしてください。

 

・manner : 方法・様子・態度・物腰

→in a ~ manner 「~な方法で」

manners : 礼儀作法・マナー

・accommodations :宿泊、収容設備

airs : 気取り、気取った様子

→put on airs : 気取る

arms : 武器、戦争、兵役

・brains : 頭脳、知能

・communications : 通信機関、通信手段

・congratulations : 祝いのことば

・contents : 容器の中身、目次

・customs : 関税、税関

・earnings : 所得、給与

・forces : 軍隊

・funds : 基金、資金、財源

・glasses : メガネ

goods : 商品

・grassroots : 一般大衆、草の根

・letters : 文字、学問、学識

→a man of letters : 文学者

・looks : 様子、模様、容貌

pains : 苦労

→take pains : 苦労する

・regards : よろしくという挨拶

→give one❜s (best) regards to A : Aさんによろしくお伝え下さい

・remains : 残り、遺物、遺跡

・ruins : 廃墟、遺跡

・savings : 預貯金、蓄え

・spirits : 気分、精神状態

→be in high spirits : 上機嫌である

・surroundings : 環境、境遇

・terms : 間柄、関係、条件

・thing : 事情、事態、風物、文物

→things +国名の形容詞 :~の風物

・wages : 賃金

・writings : 著作集

・works : 工場

→可算名詞 「作品』

 

 

使い分けが必要な名詞

ここでは同じ意味を表す単語でも少しずつニュアンスが異なることから、

使い分けが必要な単語を整理していきます。

正誤問題はもちろん文法の4択問題でも聞かれることが多いので、

頭に叩き込むようにしてください…!

 

約束

約束は、どこで誰とする約束なのかによって単語が異なります。

promise< to V > : <~するという>約束

appointment : 面会の約束・医師や美容室などの予約

reservation : 列車・ホテル・劇場・レストランの座席の予約

→booking ともいう

make reservation for A : Aの予約をする

( =book A = reserve A )

 

習慣

habit : 個人的な習慣、癖

custom : 社会・文化の伝統的慣習

同じ「習慣」と訳される2つの単語ですが

誰の持つ「習慣」なのかによって使うべき単語が異なります。

注意するようにしてください!

 

影に関しては

ぼんやりしているか、

はっきりしているか

によって単語が異なります。

単語の次にあるフレーズが頻出表現となるため、必ず抑えるようにしてください。

 

shadow : 光を遮ってできる輪郭のはっきりした影

the shadow of A : Aの影

shade : 形のハッキリしていない日のあたっていない部分

in the shade : 日陰で

サイン

サインは使われる用途によって単語が異なります。

signature : 署名・ハンコの代わりにするサイン

autograph : 有名人・著名人が色紙などにするサイン

 

欠点

欠点はどのような種類のものなのかによって単語が異なります。

fault : 過失の責任・性格上の欠点

defect :欠点 ・欠陥・短所・弱点

error :誤り・間違い・考え違い(mistake より堅い)

→by trial and error : 試行錯誤によって

mistake :(特定の領域・基準で)不注意・勘違いなどから生じる間違い

 

能力

能力はどのような能力なのかによって使われるべき単語が異なります。

ability :【一般的】習得された発揮できる能力

capacity : 引き出すことのできる潜在的な能力

talent : 特定の分野におけるうまれつきの才能

 

way

【イメージ:目指す地点に到達するまでの”道”】

wayに関しては、様々な熟語を覚えてください。

単語が少し違うだけで大きく意味が変わってしまいますが、

この”道”というイメージを忘れないようにしてください。

 

wayを使った熟語一覧
熟語
go out of the [one❜s] way to V わざわざVする
V+one❜s way

→make one❜s way

→feel one❜s way

進む

→進む

→手探りで進む

all the way 途中ずっと・はるばる
by the way  ところで(話題を変える)
by way of A A経由で・Aのつもりで
give way to A Aに取って代わられる・Aに屈する
have one❜s  (own) way 思い通りにする
in a way  ある意味では・ある点では
in the [one❜s] way 邪魔になって
in no way 全く~ない(強否定)
lose one❜s way   道に迷う
under way   進行中で
on the [one❜s] way  途中で

 

様々な覚えるべき具体的な単語を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

覚えられそうでしょうか?

ここの分野はどうしても覚えるしかないので、

紙に書いて貼ったりと自分で工夫して覚えるようにしてください。

 

まとめ

名詞の語法を解説していきました。

覚えることが多くて大変ではありますが、努力がわかりやすく点数につながる部分ではあります。

勉強に飽きたときにさらっと見るだけでも良いので、繰り返し確認するようにしてください。

以下最低限覚えてもらいたいもののまとめです。

 

・2つで1対になっている衣服、器具

→イメージで覚える

・客を表す名詞

→audience , client , customer , guest , passenger , patient

・お金、料金を表す名詞

→admission , bill , debt , fare , income , finance , pay , price , revenue , profit , tax , salary , cost , fee

・人に関する名詞

→family , audience , staffは単複で意味が変わる

→常に複数扱いのもの 

 the police , cattle , personnel

・実は単数形の名詞

→国や学術的な内容

・複数形になると意外な意味になる名詞

→airs , arms , goods , manners , pains , terms , works

・使い分けが必要な名詞

→約束、習慣、影、サイン、欠点、能力、way

 

~最後に~

この記事が少しでも受験勉強を頑張るあなたの助けになっていたら幸いです。

受験勉強をしていて、悩み事や相談があるという方は、ぜひ一度最寄りの武田塾まで無料相談にお越しください。

 

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