名詞の基本~名詞の分類と基礎的文法を抑えよう!~

今回は品詞の一つである名詞の解説を行っていきたいと思います。

英文を構成する上で最も重要だと言える主語は必ず名詞です。

よって非常に重要な品詞なのです。

名詞分野は覚えなければならない「文法」というのは多くないので、

この記事で完璧にしてもらえればと思います。

 

名詞とはなにか

名詞の基本

まず、名詞とは文型の何にあたる品詞なのかを確認します。

主語、目的格、所有格

になることができ、

さらに前置詞の後ろに位置する事ができるものとなります。

基本的には文型の中で役割を持つことが多いですね。

 名詞の分類ですが、

普通名詞

集合名詞

物質名詞

抽象名詞

固有名詞

の5種類に分類されます。

それぞれに関して解説を行っていきます。

 

数えられるかどうか

名詞を勉強する上で最も重要な考え方は

「数えられるかどうか」

です。

数えられる名詞のことを可算名詞

数えられない名詞のことを不可算名詞

といいます。

 

先程の5種類の分類も、その名詞が数えられるかどうかにより

可算名詞→普通名詞、集合名詞

不可算名詞→物質名詞、抽象名詞、固有名詞

の5種類に分類分けすることができます。

 

数えられる、数えられないという考え方が難しい人は

「数」なのか「量」なのか

で考えても良いでしょう。

その時は名詞を数えるときの単位に着目しましょう。

 

修飾表現

次に修飾表現について解説します。

可算名詞でしか使えない表現、

不可算名詞でしか使えない表現、

どちらでも使える表現

と3種類ありますので、しっかり区別をして使い分けをするようにしてください。

英作文を書くときに自信がない人はなるべく可算・不可算どちらでも使える表現を使うようにしましょう。

英作文のコツはなるべく減点されるリスクを避けることです。

 

可算名詞

many / few / either / both / neither / another / each / the other / every / the number of / a large number of / none of / a great [good] many

不可算名詞

much / little / other / a (large) amount of / a great [good] deal of / a large sum of

可算・不可算どちらも使えるもの

all / most / some / any (否定・疑問) / no / a kind of / a lot of / lots of / plenty of

 

それぞれの使い分けに関しては以下の2つの記事

→数字に関する表現はこちら

→another , the other などはこちら

で解説していますので、それぞれ自信がない方は確認するようにしてみてください。

 

可算名詞

可算名詞の基本は「数えられること」

では可算名詞の解説に入ります。

可算名詞とはどんな使われ方をするのか、どんな具体例があるのかを中心に解説していこうと思います。

 

可算名詞は、普通名詞と集合名詞の2種類に分類されました。

この章では普通名詞の考え方を中心に解説していきます。

集合名詞に関しては、後ほど解説していきますので後ほど確認してみてください。

 

まず基本的な考え方は

「数えられるか」

でしたね。

つまり単数形か複数形かを判断して、運用する必要があります。

そして単数形として使う際は、

「a や the 」などの冠詞が必要となります。

複数形として使う際は必ずしも必要ではないのですか単数形は必ず必要なので注意してください。

 

普通名詞

では普通名詞とはどのようなものでしょうか?

基本的には皆さんが普段使う名詞のほとんどが普通名詞です。

強いて言うとすれば、

名詞を聞いたときに形や量がハッキリとイメージできたとすれば

それは普通名詞です。

「何が普通名詞なのか」を覚えるよりも

このあと続く例外を覚えて「それ以外は普通名詞」だと

判断するほうが賢いと思います。

悩んだら普通名詞だと思っていきましょう!

 

可算名詞の修飾

次に修飾表現 を解説します。

可算名詞か不可算名詞かどうかで、修飾する表現が変わります。

可算名詞では

many / few / either / both / neither / another / each / the other / every / the number of / a large number of / none of / a great [good] many

を用いて修飾します。

それぞれの使い分けに関しては以下の2つの記事

→数字に関する表現はこちら

→another , the other などはこちら

で解説していますので、それぞれ自信がない方は確認するようにしてみてください。

 

相互複数名詞

次に相互複数名詞で覚えておきたいものについて解説していこうと思います。

相互複数名詞とは

その動作が行われる時、必ず複数のものが必要になることから

慣用的に名詞を複数形として用いる表現のことです。

例えば「握手」は二人でするものですよね。

ですから複数形になるわけです。

具体的には以下の表を覚えるようにしてください。

実際の場面をイメージすると複数形でなければならない理由がわかるかもしれません。

太字のものから優先的に覚えるようにしてくださいね。

相互複数名詞一覧
be on … terms (with~) * ~と…の間柄だ
change one’s shirts シャツを着替える
change [trade/exchange] seat with ~ ~と席を替わる
change trains (for~) ~行きの列車に乗り換える
change hands 持ち主が変わる
exchange business cards 名刺を交換する
make friends (with~) ~と友達になる
shake hands (with~) ~と握手をする
take turns (at) ~ing 交替で~する

*be on … terms の「…」の部分に入れられるものは決まっています。

・good/friendly 「良い/友好的な」 

・bad 「悪い」

・speaking 「話をするような」

・visiting 「互いの家を行き来するような」

 

では可算名詞のまとめに入ります。

・基本

「数えられる」

→冠詞が必要

・修飾できるのは以下の表現

many / few / either / both / neither / another / each / the other / every / the number of / a large number of / none of / a great [good] many

と可算不可算どちらも使える

all / most / some / any (否定・疑問) / no / a kind of / a lot of / lots of / plenty of

・相互複数名詞一覧暗記

be on … terms (with~)

change trains (for~)

shake hands (with~)

 

以上が可算名詞のまとめとなりますが、

基本は「数えられる」名詞です。

名詞の勉強をする上で基本的な考え方となる分野なので、

必ず理解するようにしてみてくださいね。

 

集合名詞

続いて集合名詞の解説を行います。

集合名詞は先の二分類なら可算名詞に分類されるのですが、

特殊な性質を持っているため個別に解説をしたいと思います。

集合名詞は、

先程までの

「数えられる」可算名詞

「数えられない」不可算名詞

とは別の考え方をします。

集合名詞とはその名のごとく、

「複数のもの(集合体)を一つと捉える」考え方です。

使われる名詞は限られているためしっかり覚えるようにしてください。

 

単複両方の扱いをする集合名詞

「家族」というひとまとまりで考える時には単数形

「家族全員」というように一人ひとりに重点を置いているときは複数形

のように単複の書き換えが必要な名詞があります。

具体例としては以下のものです。

family , audience , club , crew , generation , nation , team ,

crowd , public , company , staff 

 

太字の部分に関してはこの記事

「人に関する名詞」の部分でも解説を行っているので確認するようにしてください。

 

常に複数扱いの集合名詞

常に複数扱いされる集合名詞もあります。

これらの名詞は複数形を取らず、「a」はつきません。

「the」をつけることもできますが、その際は全体または特定の物を指すことになります。

具体例としては

police , cattle , people 

を覚えておくと良いでしょう。

これらは複数形にはなりませんが、複数を意味する修飾語がつくことはあります。

 

注意すべき集合名詞

使う意味によって用法が異なる注意すべき集合名詞があります。

fish , hair , people

の3つを解説しますので、それぞれの意味を覚えるようにしましょう。

 

fish

Ⅰ.集合的な「魚」「魚類」では単複同形

I saw a school of fish in the sea while diving.

 

Ⅱ.「種類」や「個々の魚」をいう時可算名詞で複数形はfishes

There were such fishes as tuna and ray.

 

hair

Ⅰ.「頭髪」全体のときは集合名詞で複数形

She has black hair.

 

Ⅱ.1本1本をいう時は普通名詞扱い

He pulled out two  hairs because she felt stressed.

 

people

Ⅰ.「人々」の意味の時単数形で複数扱い

しかし数詞などの修飾語を作ることができる。

(→数詞がわからない方はこちら)

Many people bought the pen.

 

Ⅱ.国民・民族の意味のとき集合名詞

Japanese peoples got angry.

 

では注意すべき集合名詞のまとめです。

・基本

→複数のもの(集合体)を一つと捉える

・単複両方の扱いをする名詞

family , audience , club , crew , generation , nation , team ,

crowd , public , company , staff 

・常に複数扱いの名詞

police , cattle , people

・注意すべき集合名詞

fish , hair , people

 

不可算名詞

不可算名詞の基本

次に不可算名詞について解説します。

不可算名詞とは、可算名詞と異なり

「数えられない」ので常に単数形扱いします。

しかし可算名詞の単数形との違いは

「冠詞をつけないこと」

です。

具体的な説明としては

・実体のない抽象的なもの

・実体はあっても一定の形の説明がつかないもの

・数える基準が一定しないので単位で計算するもの

とありますが、

全体のイメージとしては「量」で考える概念のことです。

悩んだら「数」なのか「量」なのかを意識するようにしてください。

不可算名詞とは

「数えられない」名詞のことで

物質名詞、抽象名詞、固有名詞

の3種類に分類されます。

まずはそれぞれの具体例を紹介します。

 

物質名詞

物質名詞とはその名のごとく物質のことなのですが、

「金属」や「液体、固体」など決まった形を持たない名詞のことです。

具体例) baggage , luggage ,  food ,  equipment , furniture , machinery , poetry , scenery , traffic

 

抽象名詞

抽象名詞とは、物事の性質や状態などを表す名詞のことです。

こちらも一定の形がないので数えることができません。

具体例)advice , evidence , homework , information , news , work , damage , room  

 

固有名詞

固有名詞とは人名、地名などを表す名詞のことで、大文字で書き始めます。

また、原則として複数形にはしません。

具体例) Japanese ,  Marry , Tokyo

 

ここではよく出題される名詞を具体例にしましたので、

最低でもこの具体例を見たときは判断できるようにしましょう。

 

不可算名詞の修飾

続いて、不可算名詞の修飾です。

much / little / other / a (large) amount of / a great [good] deal of / a large sum of

を用いるようにしてください。

不可算名詞の修飾表現では、「量」を表す表現が多いのが特徴です。

 

可算名詞で用いるか、不可算名詞で用いるかで悩んだら、

「数」に着目しているのか、

「量」に着目しているのかを考えるようにしてみてください。

 

 仕事を意味する名詞

少し話題がそれますが

抽象名詞の具体例の中で、「work」を紹介しました。

同じ「仕事」を意味する名詞は他にも様々あります。

語法問題で出題されることもあるので、余力のある人は覚えるようにしましょう。

 

仕事を意味する名詞
business 事業・職務
work 仕事(不可算名詞)
job 仕事(可算名詞)
labor[toil] (骨の折れる)仕事
task 課された仕事
occupation 職業
profession 専門職/知的職業
trade 職業/商売
career 経歴/(生涯の)仕事

 

では不可算名詞のまとめです。

・基本

「数えられない」→量で考える

→冠詞が必要

・修飾できるのは以下の表現

much / little / other / a (large) amount of / a great [good] deal of / a large sum of

と可算不可算どちらも使える

all / most / some / any (否定・疑問) / no / a kind of / a lot of / lots of / plenty of

・仕事を意味する名詞のそれぞれの使い分け

→business

→work

→job

→labor

→task

→occupation

→profession

→trade

→career

 

 

まとめ

名詞の文法について解説を行いました。

まずは

「数えられるかどうか」で分類分けをし、

5種類の分類と分類方法を覚えるようにしましょう。

それからそれぞれの具体例を覚えることで、

その他の名詞に関しても分類分けができるようになるはずです。

覚えることはそう多くありません。

頑張ってみてください。

名詞の勉強は、文法の理解が主なものではなく

具体的な名詞の使い方を覚えて運用できるようにするのがメインになります。

語法はこちらの記事で紹介していますので、参照してみてくださいね。

 

 

~最後に~

この記事が少しでも受験勉強を頑張るあなたの助けになっていたら幸いです。

受験勉強をしていて、悩み事や相談があるという方は、ぜひ一度最寄りの武田塾まで無料相談にお越しください。

 

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