英語『倒置』と情報構造の要は情報の重要度!?

今回は文法の「倒置」を解説したいと思います。

難しいと言われている文法事項の一つに「倒置」があります。

普段使っている通常の文法のルールとは異なるため、

この文読めない…

と混乱してしまいがちです。

倒置の問題が出てきても混乱しないようにここでしっかり対策しよう!

 

倒置はなぜ起こるか

基本文型は身についているか

まずは倒置の形を見て、「倒置」だと気づけないのはよくないですよね?

というわけでまずは

基本文型の復習から始めましょう!

自分はバッチリだぜ!という方は、

この章は飛ばしてしまって大丈夫です。

文法を解説している記事を紹介しますので、自信がない方は積極的に確認するようにしてください。

 

→5文型って何だっけ…?と不安な方はこちら

文型を決める上で重要な品詞の記事は以下のものがあります。

自分が苦手なものから順に見るようにしてください。

品詞一覧

自動詞、他動詞の区別

形容詞

副詞

名詞の基本

名詞の語法

代名詞まとめと人称代名詞

指示代名詞と不定代名詞

 

英語の基本の復習は大丈夫でしょうか?

そこが不安な方はそこから始めるようにしてくださいね。

 

なぜ倒置が起こるのか

では次に倒置が起こる理由についてお話します。

通常、基本文型で成り立つ英語の文章が「倒置」という特別な形を持つのには

理由があります。

それは

強調したいから

 

自分が大事だと思う情報を目立つ場所に持っていくことで、強調をしたいからなんですね。

強調の一つの方法として「倒置」が取られています。

その他の強調について自信がない方はこちらの記事も参考にしてみてください。

 

倒置による「強調」には

①ある特定の情報を強調したいもの

②ある特定の品詞を強調したいもの

の2つがあります。

次の章からは、順に解説していきたいと思います。

 

意味的倒置

情報構造

情報の持つ重要度によって、文章の順番を並び替えることを

情報構造

といいます。

とはいえ、情報構造とは?

という方が多いと思うので、

まずは情報構造の解説を簡単にしたいと思います。

 

日本語で論文や作文を書くときにも一定のルールがありますよね?

それと同じように英語で論文を書くときにもルールがあります。

その書き手側のルールを情報構造といいます。

例えば、

目次→詳細

と書いたほうがわかりやすいですよね?

それと同じようなことが話しの展開だけでなく、文法にも適用されます。

 

基本の考え方としては

重いものほど後ろに置かれる

 

具体的には

①重要度が高いものほど後ろになる

②既知情報→未知情報の順番

③短い→長い

 

 

強調の倒置

つまりこの倒置は大事な情報を後ろに置きたいから起こるということです。

この大事な情報を目立たせることを文法用語で「強調」といいます。

強調の記事もあるので、自信がない方は確認するようにしてください。

→自信のない方はこちら

 

文法的倒置

次に倒置が起こる文法を解説していきたいと思います。

 

仮定法の倒置

まずはじめに仮定法の倒置を解説します。

If を省略して、助動詞+S+V という形になるのが特徴

were , had , should が文頭に来たら仮定法かも!

とアンテナを立てるようにしましょう。

仮定法の省略はこの3つでしか起こりません。

また、主節の文の方に助動詞の過去形があればほぼ間違いないでしょう。

 

例文:Had it been sunny, we could have played the game.

 

仮定法はとても大事なので、自信がない方はすぐに復習しましょう。

仮定法全般に関する記事もあります。

→自信のない方はこちら

 

副詞句が文頭に出る倒置

副詞句が文頭に出る倒置には2種類あります。

Ⅰ.否定語

Ⅱ.方向や場所

 

では順に解説していきます。

 

Ⅰ.否定語が文頭のときは後ろが疑問文の形

否定を意味する語が文頭に来たときは、その後ろは Yes/No 疑問文と同じ語順になります。

つまり

否定語 + 助動詞 + S + V + …

 

例文

Never have I seen such a beautiful view.

こんなに美しい景色は見たことがない。

 

よく使われる否定語

at no time , seldom , hardly , scarcely , little , on no account 

意味がわからないものがあればすぐに調べるようにしてください。

辞書の例文で倒置の文を探すのもおすすめです!

このときは否定を意味すれば、単語自体は何でもいいので

only なども文脈によっては否定語扱いになります。

意味をしっかりと捉えるようにしましょう!

 

Ⅱ.方向や場所が文頭の時はSVの交換

方向や場所が文頭にある時には、主語と動詞の位置が入れ替わります。

この時、疑問文の語順とは異なることに注意しましょう。

つまり

方向や場所の副詞句 + V + S

 

例文

In my home was my key.

家にあったのは鍵だった。

 

この時にも、この単語が使われたから…ではなく

場所や方向を意味する副詞句かどうか、がポイントとなります。

 

目的格が文頭

では次に文構造の要素が倒置されるパターンを解説します。

①否定語を含む目的語

→上記の否定語の倒置と同じ

→つまり(否定語+目的語)  + 疑問文の順番

 

②否定語を含まない目的語

→O + S + V  の語順になる

 

例文

Coriander I dislike.

パクチーが嫌いだ。

 

 

補語が文頭

最後に補語が文頭に来た場合の倒置を解説します。

これは主語が長いなど重たい文章になってしまいそうな時に多いです。

補語が文頭に来たあとは、S とV が 交換されます。

→補語 + V + S

例文

Interesting was the speech which the woman in yellow coat gave.

面白かったのは、黄色いコートを着た女性がしたスピーチだった。

 

 

 

まとめ

今回の抑えてほしいポイント

では文頭にどの単語があれば、どの倒置なのかを最後にまとめます。

ここだけでも覚えて、自分の中で目次を立てるようにしましょう。

 

・情報構造の考え方に従う

→①需要度が高いものほど後ろになる

②既知情報→未知情報の順番

③短い→長い

・文法

・were , had , should が文頭に→仮定法の倒置

・否定語が文頭→後ろが疑問文の形

・方向や場所が文頭→SVの交換

・目的語が文頭

→否定語あり→後ろが疑問文の形

→否定語なし→O + S + V の語順

・補語が文頭→SVの交換

 

文法の勉強のまとめ

倒置を学習する段階にあるということは

ある程度の文法の学習が終わっていると言えるでしょう。

文法の学習がある程度終えられている人は、定期的に過去に勉強した内容も復習するようにしましょう。

その際には

①今までの分野別の参考書をもう一度全て解いて、バツをやり直す

②ランダム系の演習参考書を解く

の2種類の方法があります。

 

①は全てを網羅することができますが、時間がかかってしまいます。

自分が英語にかけられる時間と、現在の実力を加味して判断するようにしてくださいね。

ランダム系の参考書の使い方に自信がない…という方はこちらの記事で詳しく紹介されていますので

確認してみてくださいね。

学習効率がかなり変わるはずです。

こちら

では皆さんの頑張りを応援しています。

上の記事を読んでもわからないことがあったら遠慮せずに質問してくださいね。

詳細はこちら

 

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