英語『時制』のコツは英語脳を手に入れること!?

筆者が個人的に最も難しいと感じている時制の単元を解説していきたいと思います。

日本語の文法の『時制』と英語の文法の『時制』の概念は違います。

日本語をそのまま英語に当てはめようとするとエラーが生じてしまいます。

今回は英語の概念を理解することを目的に、時制の概念を詳しく、そしてわかりやすく解説していきたいと思います。

この記事をじっくり読んで、時制の単元をマスターしよう!

時制をマスターすれば時制の一致の理解も早くなり、長文理解にも役立ちます。

参考書の1ページ目の時制で苦労して英語が嫌いになったあなたも必見!

時制の英語脳を手に入れちゃおう!!!

現在形

ではまず時制の基本形とも言える現在形について解説していきます。

基本時制なので、まずはこの時制をイメージして他の時制であれば変形するという形を取ればスムーズに問題を解けると思います。

三人称単数の s もこの現在形でしか取らないことも注意。

ここで、三人称単数のsって何?と思った方のためにはじめに三人称単数の解説を行います。

 

三人称単数のsとは

三人称単数とは I とYou 以外の単数人称のことです。

例えば…

she , he , Katie (名前) , everyone などです。

これらが主語のときは動詞の語尾に s をつけなければいけないというルールがあります。

 

He wants to be a super star.

彼はスーパースターになりたい。

 

個人的には英作文でミスが起きやすい文法事項の第1位はこの三単現の s なのではないか?と思っています。

文法事項としては単純ですが、英語独特の概念のため忘れやすいのです。

英作文を書くときや時制の4択問題を解くときは 動詞に s をつけるべきか?を一度立ち止まって考える癖をつけましょう。

 

現在形の基本

では文法事項の解説にうつっていきましょう。

現在形の基本は

現在、過去、未来の含みの幅のある時制

です。

そこから派生して

  1. 現在の習慣
  2. 一般事実・不変の真理
  3. 確定的未来

を表します。

 

では次からそれぞれの用法について解説していきましょう。

 

現在の習慣

言葉通り現在の習慣を指します。

She eats an egg every morning.

彼女は毎朝卵を食べる。

一般事実・不変の真理

これは、昨日も今日も明日も変わらない不変の真理を表すものです。

例えば

The sun rises in the east and sets in the west.

太陽は東から昇って西に沈む。

 

Water boils at a temperature of 100 degrees centigrade.

水は100度で沸騰する。

などがよく例文に用いられます。

こういったいつの時代でも、どこでも必ず起こることを不変の真理と呼びます。

入試で出題される表現はかなり限定されているので、入試に限って言えば、一度間違えた文章をまとめておくと後々楽になるかもしれません。

 

確定的未来

これは『手帳にかける予定』と覚えると簡単だと思います。

 

I leave Tokyo at tomorrow 8am.

明日朝の8時に東京を出発します。

 

これは突然明日行こう~と思ったのではなく、何日も前から予定が決まっていて、すでに新幹線のチケットなども取っている状況です。

そういった背景がある中での『確定した未来』です。

実際に問題を解く時には、消去法で選ぶことが多いです。

なぜなら4択の問題では状況まで説明する余裕がないためです。

文脈からみて未来の表現だけど、選択肢には現在形はあるけど will や be going to などの未来表現が見つからない…!という時に選択するイメージでいると良いと思います。

こんな表現がある!絶対区別しなきゃ!とあまり気負うのではなく、

消去法で選べればおっけ~くらいの気持ちでいると良いと思います。

 

進行形を取らない状態動詞

次に進行形を取らない状態動詞を解説します。

これは、日本語で訳すと『今、持っている』という進行形表現にも関わらず

英語では進行形ではなく、必ず現在形で表現されます。

この表現は入試で頻出です。

4択の問題で現在形を選ばせるものや、正誤問題の誤りの選択肢として進行形がよく出題されます。

現在形のものでは三人称単数の s も忘れずに!!!

 

進行形を取らない状態動詞
belong 所属している
consist 成り立つ、ある
contain 含んでいる
exist 存在している
have 持っている
hear 聞こえる
know 知っている
own 所有している
see 見える
smell 匂いがする
taste 味がする

 

現在形まとめ

・基本→現在、過去、未来の含みの幅のある時制

・用法

①現在の習慣

②一般事実・不変の真理

③確定的未来

・進行形を取らない状態動詞一覧の暗記

 

進行形

進行形

進行形の基本

『今( now )』行っているという動作を指す時制です。

イメージとしては今この1秒間行っていて、1秒後にやめようとすればやめられるイメージ。

ちなみにやめられないのが現在形ですので、そこの区別はつけましょう。

 

He is drinking tea.

 

例えば紅茶を飲む行為は『今この瞬間』行えるし、

1秒後にはやめられますよね?

ですから、現在の『今この瞬間』行っているのであれば、

現在進行形を用いることができます。

 

この進行形は現在・過去・未来の全てと絡めることができます。

動作が進行しているのが『今』なのか『過去』なのか『未来』なのかによって

現在進行形

過去進行形

未来進行形

と姿を変えますので、それぞれと関連しても正答を出せるようにしておきましょう。

 

進行形で表す未来

すでにそれを行う手はずが整っているけど、まだ行っていない状況です。

例えば

I’m buying a new game.

新しいゲームを買う予定です。

これはすでに予約などを済ませているけど買ってはないなどの状況。

事態が進行している!!!

 

このように進行形のイメージは『今行っている』です。

now との相性もとても良いので、now があれば進行形を疑うくらいの気持ちで行きましょう!

 

過去形

過去形は純粋に『過去』を表す時制です。

『~した』と訳されることが多いです。

過去の一時の動作や反復して行われた習慣など文脈によってどれだけの回数が行われたのかは判断するようにしましょう。

過去形は過去時制を扱う以外特に用法はありません。

 

can と be able to の違い

過去形の文章でcan と be able toの違い を問われることがまれにあるので、これらの違いも紹介します。

これらの違いは、

【can】能力を持っているのか

【be able to】その時だけできた

のかの違いです。

また実際使用する際には

can は複数の助動詞と組み合わせることはできないので

×→will can

○→will be able to

のように be able to を用いなければなりません。

未来表現

未来形ではなく未来表現

未来表現は、今までの時制と異なり未来形という明確な形はありません。

代表的な形は will ですが、その他にも様々な形で未来の意味を表すので覚えるようにしてください。

 

ではまず目次から。

特に重要なのは太字の4つです。

現在形-手帳にかける

現在進行系-準備中

be going to それ以前からするつもりがあった

will 急に

be about to まさに~しようとしている

be on the point of Ving 同じ

be to ~することになっている、予定

 

 

willとbe going to

では有名所の2つから解説していきましょう。

まずは使い方ですがこれらは助動詞と同じように動詞の前において用います。

 

I will study English tomorrow morning.

明日の朝英語の勉強をする。

どちらの表現も共通して動詞の前に置くだけで文全体の時制が未来へと変えられるのが特徴です。

 

2つの違い

では次にこれら2つの違いを解説します。

be going to それ以前からするつもりがあった

will 急に

が大まかな意味の違いです。

さらに助動詞will には『意志』の用法もあるため、

私は必ずする、と思っているというニュアンスを伝えることもできます。

 

疑問形の注意点

疑問形を用いて、相手の予定を尋ねるときには注意せねばなりません。

以下の文章を訳し分けることは出来るでしょうか…?

Will you go to convenience store tomorrow?

Will are you going to convenience store tomorrow?

 

進行形を用いているかの違いですが、意味が全く異なっています。

Will you go to convenience store tomorrow?

明日コンビニに行ってくれますか?【依頼】

Will are you going to convenience store tomorrow?

明日コンビニに行く予定はありますか?【予定】

 

疑問文において

will 進行形…? は相手の予定や計画を尋ねる

will you… ?は依頼

の表現として用いられています。

 

【復習】

willは助動詞との関係性が強いので、助動詞の記事をよく復習するようにしてください。

 

 

現在形と現在進行系

この形の未来表現はすでに説明済みなので、わからない人はリンクから読むようにしてください。

現在形

進行形

 

 

熟語で表す未来表現

これは以下の3つの熟語を覚えましょう。

未来表現の熟語一覧

be about to まさに~しようとしている
be on the point of Ving まさに~しようとしている
be to~ ~することになっている

 

be about to  be on the point of Ving は熟語なので、表現を暗記するだけで十分です。

その上で未来表現だと認識していること(=別の表現で言い換えが出来ること)ができていれば完璧です~!

 

最後のbe to は、不定詞の用法の一つの予定を表す表現です。

その他の不定詞用法に不安がある人はこちらの記事を確認してください。

1本目が基礎の確認、2本目が具体的な用法の解説となっています。

 

 

まとめ

以上が英語『時制』の解説になります。

完了形に関しては後日また記事にするのでそちらを確認するようにしてください。

覚えておいてほしいことのまとめを掲載するのでご自身が習得できているかのチェックに用いてくださいね。

 

現在形

-3人称単数のs

-現在、過去、未来の含みの幅のある時制

-用法

  1. 現在の習慣
  2. 一般事実・不変の真理
  3. 確定的未来

-進行形を取らない状態動詞

 

進行形

-今この1秒間行っていて、1秒後にやめようとすればやめられるイメージ

-その他の時制と絡む

 

過去形

-過去の状態、動作を表す

-can と be able to の違い

 

未来表現

-現在形-手帳にかける

-現在進行系-準備中

-be going to それ以前からするつもりがあった

-will 急に

-be about to まさに~しようとしている

-be on the point of Ving 同じ

-be to ~することになっている、予定

 

この記事を読み終わったらすぐに時制と受動態の問題集を一通り解きましょう。

入試で頻出ですし、理解がとっても大事な部分なので、しっかり身につけてくださいね。

受動態の問題に見せかけて時制の知識を問われている問題も数多くあるので、

これら2つはセットで復習するとより効率的な学習ができると思います。

 

時制の英語脳を身につけることはできたでしょうか?

では、皆さんの頑張りを応援しています。

不安なことがある方は無料受験相談も有効活用してくださいね。

こちら

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