早稲田大学社会科学部

早稲田大学社会学部は、様々な分野が総合的に学べることから、早稲田大学の中でも人気の学部となっています。
入試日程が遅いこともあり、受験者数も多く、競争率が高い入試になりますので、対策をしっかり行い、合格を勝ち取りましょう。
入試問題は、他の早稲田大学の看板学部と比較して、取り組みやすい問題が多い傾向にあります。

早稲田大学 社会科学部 試験の出題傾向/対策

英語

1題は文法の正誤問題 4題は長文

もともと会話の出題が多かったがここ数年は会話単独での出題はないです。
正誤問題に関しては出題率が高く大問の1題として出題されます。
間違っている選択肢がない場合があるので、難易度は高めです。

長文の難易度
長さとしては多くても1000字を越えない程度の構成で、早稲田レベルに慣れていれば十分行けるかなという量です。
2015年以降は会話問題が無くなった分時間が厳しくなっているという印象。
1つ1つの文章の難易度としては早稲田の中では標準的な難易度で早慶レベルまでの参考書をしっかり終わらせて過去問をやりこんでいれば十分対応できます。

他の科目にも言えることですが内容がちゃんと読めていれば解ける問題も多い反面ある程度選択肢から推察して読まないといけない問題があったり、選択肢が意地悪な問題も多いです。そこの部分を把握して読みといていき何が間違っているかということを把握する。また、選択肢の中から選べなかった時に間違いとなる理由があるとしたらどこだろうと考えて、選択肢が合っているか間違っているかの判定まではいかなくても多分ここで解答を見極めるんだろうなというポイントを早い段階で絞れるようにすることが大事です。その上で答えを選ぶということが出来るようになっていると良いです。
長文の数が4題ということで色々なテーマが出題されるので、「リンガメタリカ」などで色々なテーマの長文に触れておくと良いでしょう。

国語

1題は現代文の評論 もう1題は現古漢融合問題

融合問題となっている分古文漢文それぞれの文章量はそれほど多くはない形式。
他大の大問2分よりは多く実質大問3つ分くらいの量はある。
問題の質としては難易度的に大問が2つしかない分大問の中での難易度差の上下幅が大きい。

問題が1つの問題に対して詰まっているので、全体内容を押さえてないと解けないことを聞いてくる問題が多い印象です。傍線部だけで訊いてしまうと設問数が多い分どうしてもピンポイントで読解できてしまいがちな傾向を、選択肢の幅を広くすることによって難しくしている感じです。
なので選択肢の周辺だけでなく常に本文全体がどんなことを言いたいのか、傍線の後どういう話につながっていくのかなど全体の流れを追いつつ選択肢を選ぶ意識を持っておいたほうがいいでしょう。問題に当たるときはできるだけ本文を一度全体を押さえた上で設問毎に細かく読んでいくような形で取り組んだほうがいいと思います。

古文漢文の内容に関しては通常通りルートをしっかり早稲田レベルまで終わらせておけば十分対応できます。文学史などの問題も出題されるが確実に取れるところなので余裕があればしっかりやっておきたいです。
「スピード攻略文学史」などでしっかりやっておきましょう。

それ以外の部分に関しては通常通り早稲田レベルの参考書をやって、後は過去問で色んな
早稲田の他学部の問題も触れておくことをやっておいたほうがいいでしょう。先程も述べた難易度の上下幅が広い部分に関しても、他の学部に絡めて考えればそこまで上下しているわけでは無いので、そこは他学部の過去問をやることで慣れていけば十分対応出来ると思います。社学だけの問題というわけではなく商学部や教育学部や政治経済学部の過去問にも触れておくと良いでしょう。

数学

大問3題
大問の難易度に関してはわりと標準的な問題、見た瞬間大体解き方がわかるであろうレベル。
もちろん簡単なわけでは無いが、早稲田のレベルとしては比較的なんとかなりそうかなという難易度。

レベル的にはマーチレベルがしっかりできていれば十分戦える、満点を狙いに行くなら早慶レベルをやっといてもいいかなというところですが基本的にはマーチレベルの完成度を意識してやっておいたほうがいいかなという難易度ですね。
それを60分で3題なので時間の余裕っていう部分では記述で書かないといけないので、結構ギリギリになる可能性は高いと思います。普段から解き慣れてないと厳しいかなと。その場で考えてなんとかなるだろっていうよりは見た瞬間パッとわかって手が動くという状況に持っていっておかないとという形ですね。
その中でさらに計算がちょっと面倒臭いと言うか大変なものが出ているので解き方がわかるのが前提で解答までたどり着けるかが試されている問題だと思っておいたほうがいいでしょう。

なので、ケアレスミスをしないことスピードを上げておくこと計算力をちゃんとつけておくこと、基礎的なこと標準的なことを完成度高くやる。これらを本当に徹底的にやり込むだけだと思いますので、そこを意識してしっかりやっておくといいと思います。

日本史

英語50点国語40点の中での社会40点というかたちになっています。
大問4題出題されている。2016年以前だと大問5題だったが2017年は大問が4題でした。

また社会科学部の日本史といえば資料問題が大量に出題されてどの問題でも出てくるような感じでしたが2017年では資料はほとんど出題されていない形式となっています。

出題形式が大きく変わり、これまでは1つの時代に対して色々なテーマ、つまり時代の横のつながりやトータルの理解が求められるものが多かったのですが、2017年の問題に関しては縦割りになっています。例えば法律。法の制度に関して古代から現代に至るまでであったり、政治や社会や文化に関して縦にみたいな形でテーマ史を縦に見る。今までは時代を1つトータルで色々なテーマをまとめてみるという横の見方だったのが縦の見方になっているということです。
この傾向が今後も継続されるのかどうかはわかりませんが、いずれにしても切り口がそのどちらかになるということです。要は1つのテーマに対して一気に出題する場合と1つの時代に対してトータルで出題する場合のそれぞれの見方が出される可能性があるのでどちらが出されても大丈夫なように対策をしておきましょう。
特に最新年度で出された縦形式の出題形式に関しては練習してないよっていう人も多いかと思うので、こちらに合わせて対策をしておいたほうがいいかと思います。

ここの問題の特徴としてはまず正誤問題が非常に多い。そしてその正誤問題が正直ムリだろっていう難易度のものが出ていたりするっていうことですね。
ここの正誤問題に関しては知らない知識出てるイコール解けないではなくて、その中で選択肢を読み進めて行くことによって答えが選べるという形式。つまり消去法で選んで答えが出せるような形式というものもあります。
要は知っている知識じゃなかったら逆に言えば、わからない知識だけど解ける理由があるんじゃないかと考える能力があるかどうかですね。もちろん知らない知識が多すぎてっていうのはもともとダメです。そこは用語集や教科書、早慶レベルまでの問題集をちゃんとやって知識をつける事は大前提なのですが、それでもどうしてもわからない用語だったり難しすぎるものっていうのが出てくる中でまぁこれは無理だなって思って切るなり、もしくは選択肢の吟味の中でこれだったらこうすれば選べるかみたいな消去法だったり選択肢を利用して答えを選ぶっていう形がしっかり取れるかということを見ていって出来るようにしていくといいと思います。

傾向が結構大きく変わったので傾向の変化には気をつけておきましょう。

世界史

大問4題
特徴として正誤問題が非常に多いです。大問ごとに範囲が広く出るというか1つのテーマに対してある程度の時代の流れがあり、その中でその地域の周辺国の関連なども出てくるのでわりと細かい知識も問われる問題が出てきます。
1つの流れの中で出て来る分当然メインとなるテーマに関してはわりと優しい問題が多いですが、ただその中で通して訊いていく途中で難しい知識だったり、選択肢の難易度によって難易度が上がるという問題もあるのでトータルで難しい問題も出てきます。
こういったテーマに対応しようとすると、どの切り口で出題されても「この話か」
と思い浮かべて通史で覚えた内容がテーマに沿って整理ができる状況になっている必要があります。
なので教科書を最初から最後まで一通り通すだけではなくて、例えばテーマを国ごとに立ててまとめたりとか、周辺国との関係を大きな国を中心にまとめなおして整理していく必要があります。
聞いてくる知識自体は教科書の内容をおさえていれば十分対応できる問題が多いです。
中には用語集で調べないと無理だよ、もしくは用語集にものっていないよみたいな問題も出題されますが、そこが理由で合格点が取れないということはほとんど無く、実際は今述べたような知識の部分、基礎の部分での不足や早稲田の問題慣れしていなくて結果点が取れていない、出題形式が難しいから解けないというケースが多いです。
年代がうろ覚えだったりなど知識そのものが完成度が中途半端だったりという状況だと合格点を取るのが難しい難易度となっているので、まずは完成度を上げるという意識を持って早慶レベルの参考書を徹底的に完成度を上げていって細かい部分での取りこぼしをしないこと、後はテーマごとの整理だったりどういうまとめ方で出題されても「あ、この話か」と頭に入れた知識を整理できるようにしましょう。本棚を整理するような形で1個1個の知識を整理整頓してテーマに合わせて適切に選び出していけるという練習をするように心がけて下さい。

政治経済

大問4題
問題の構成としては全てマークシートで、正誤問題や選択問題となっています。1つのテーマに関して紛らわしい用語などを結構細かく突っ込んで来る問題が多い形ですね。
なんとなく知っているという言葉だと「あれ、これどっちだっけ?」とか「これとこれの区別ついてる?」といったようなところを突っ込まれると結構ツライかなというところがあるので、まず紛らわしい知識のしっかりした整理が必要ですね。
その言葉って何のこと意味してるの?これってこっちとどう違うの?とかってことがしっかり区別がついているということが大前提となります。
また、時事と絡めた基本知識の確認のテーマが結構出題されることが多いので、時事内容をおさえておくことは前提となるのですが、その時事内容をおさえた時に関連テーマを政治経済の参考書などに戻って基礎の事項と結びつけて、時事は時事でぶつ切りで終わらせるのでは無くて時事と政治経済の勉教を絡めてまとめておくという練習を心がけておいたほうが良いと思います。時事だけでは出題されないということですね、時事と絡めて通常の政治経済の範囲が出題されてくるという意識をしておくと良いでしょう。
全体的に正誤問題もややこしいところがあり、意識的に自分から興味を持って取り組まないと「知らないよ」といったことが出てくるので資料集だったりとかインターネットなどで興味があったらそのテーマについて少し調べてみるみたいな習慣をつけておくといいと思います。
興味というよりも一歩踏み込むということですね。意識がどれだけあるかということは大事なので前提となる基礎知識を頭にいれるのはもちろんなのですが、出来る限り興味を持って踏み込むという意識を持って学習するように心がけて下さい。

早稲田大学 社会科学部 武田塾式偏差値50からの受験生活

高3春(偏差値50)

早稲田大学社会科学部を受験する方に春の時期に意識してもらいたいことは、徹底的な基礎固めです。
英語で例をあげると、英語の長文読解に入る前に、英単語・英熟語・英文法・英文解釈といった基礎基本の学習を精度高く行うようにしましょう。
社会や数学も、春の時点で一通りの基礎的な学習を終えていくことが理想です。

高3夏(偏差値60)

8月末の目標は、MARCHレベルの過去問で合格点を取れるようにすることです。
夏にかけてマーチレベルの演習を行い、春に身につけた基礎事項が本当に身についているか確認をしていきましょう。
この夏の演習が、秋以降の志望校レベルの問題演習に入るために必要な段階になります。
基礎事項に漏れがないか、丁寧に確認していきましょう。

高3秋(偏差値65)

早稲田大学レベルの演習に入っていきましょう。
過去問も徐々に触れていく時期になります。
問題の難易度も上がりますが、ここで粘り強く取り組んで思考力を鍛えていくようにしましょう。
自分の間違えた時こそ、「どうして間違えてしまったのか」を考える大切な機会になります。
一つ一つの問題に丁寧に取り組む機会にしましょう。

高3冬(偏差値70)

受験生の冬は、早稲田大学社会科学部合格のための総仕上げの時期にしましょう。
早稲田大学社会科学部は傾向もある程度決まっているので、過去問のやり込み・演習量を積むことが重要な時期になります。
自分自身の弱点を発見し、克服していきましょう。

早稲田大学 社会科学部 動画で解説する科目別試験対策

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